2008-01-07から1日間の記事一覧
2008年を斬る:ニッポン再設計、待ったなし 1つは「壊す改革」から「組み立てる改革」への転換ができないことだ。 もう1つは、改革の結果として「目指すべき日本の姿」について合意を得る努力を怠り、すべてを競争原理で語ろうとしたことだ。 改革への逆風が…
『王陽明研究』 P154 対立はすでにその奧に統一を予想し、変化はその根底に不変を内含してゐる。我々は統一なくして対立を考へることはできず、不変を離れて変化を解することができない。善悪が相対的区分だといふことは、同時に善悪を統一する根本原理を示…
『松翁論語』 P58 一二〇 松翁ある人に次のように言われた。 平和を乱し、貧困を招くのは、お互いが個々の思想や主義にとらわれるからだ。
清華大学教授 胡 鞍鋼氏 新興国のぼっ興と大規模で持続的な一体化は世界を根本から変える。日本は大局を見ながら世界の一体化とアジア地域の一体化に積極的に参加し、中国やインドと協力してこのプロセスを推し進めるべきだ (日経新聞朝刊1/12付)
日本コーン・フェリー・インターナショナル社長 橘・フクシマ・咲江氏 変化に抵抗、力失う グローバルな経済では企業も社会も多様な価値観をもつ多様な人々を受け入れ、活用することが不可欠だ。守るべき価値観は守り、加えて新しいことや違ったことはいいこ…
私の履歴書 アラン・グリーンスパン 常々思っているのは、指導者たるもの、時に世の大多数の人々と争う覚悟を持たねばならばいということだ。指導者の仕事は、人々になるほどそうかと納得させることにある。 (日経新聞朝刊1/11付)
香西 泰 日本経済研究センター特別研究顧問 私はグローバル化を「一般的傾向としては有益」とみるスミスの意見に共鳴するが、これを進めるためにもその過程で生じる問題への適切な対応が重要だと考える。・・・昨今のグローバル化は貿易よりむしろ資本移動が…
『松翁論語』 P58 一二一 松翁ある人に次のように言われた。 どの思想も、どの主義も、真理の一部を語っているが、全部を語ってはいない。
『松翁論語』 P58 一一九 松翁ある人に次のように言われた。 政治家はむずかしい理屈をこねまわしたり、口角泡をとばして罵り騒ぐよりも、人情を 解し、国民が腹の底から納得する、情理を尽くした政治を行うべきである。
冨山 和彦 経営共創基盤代表取締役 少子高齢化で頼みの人的資源は量的に減少し、平和と繁栄の代償として質も劣化しつつある。ところが政治も論壇も、極めて表層的な格差論議と、場当たり的な所得再配分による慰撫(いぶ)策論争が大勢だ。 <中略> 問題の本…
『講孟箚記(上)』 P205 わたくしが最近の諸藩の政治を行っている人物を観察すると、そのやり方、だいたい、目の前をどうやり過ごすかということを計るばかりで、まだ天下後世のためにしようという志を立てて事に当っている人を見出し得ない。現今、国歩艱…
『松翁論語』 P228 七四一 松翁ある人に次のように言われた。 自分にも自由があれば、他の人々にも自由がある。他人の自由を侵害するような姿 は、真の自由とはいえない。
文化庁長官 青木 保 しかし、冷戦後の世界の問題をえぐり取ったという点でハンチントンの「文明論」には意味があった。後に述べる「ユーラシア新時代」を迎え「文明の衝突」を防ぐのは日本の役目のように思われる。 (日経新聞朝刊1/9付)
中西 寛 京都大学教授 しかしそれから二十年近くが過ぎた今日、我々はあの時とは違う、根本的な形で一つの時代の終わりを迎えようとしている。それは二十世紀を特徴付けた工業文明の終わりであり、工業文明をリードしたアメリカ型生活様式の変革への動きであ…
猪瀬直樹:2008年は「フラットな世界」を乗り切るための改革を いまの時代、それぞれの地域が、世界と対決していかなくてはいけない。自立し、自らが価値を生み出す力を身につけないと、世界のフラット化に呑み込まれてしまう。中央政府が“バラまき”をして地…
『講孟箚記(下)』 P519 本章を熟読して、賑恤は、一時を救うための奇策ではあるが、永久の長策ではないことを理解せよ。 <中略> それ故に孟子がさきに、斉の王に勧めて棠にある倉の米を放出して民を救ったのは、取敢えず民が饑えた顔色をしており、野に…
大機小機 二〇〇七年は反改革の年になった。市場主義は保守派からは「伝統を壊した」といわれ、進歩派からは「格差を広げた」と批判された。右も左も同じことを言う一種危険な言論状況が生まれ、市場主義改革を支持する主張はほとんど無視された。 <中略> …