2008-01-22から1日間の記事一覧
『民法案内2民法総則』 P15 本来、「個」と「全」の調和が人類生存の理想であることは、何人も疑わないであろう。しかし、現実の問題としては、どこにその調和を求めるべきかは、容易にわからないので、それぞれの時代に制約され、ある時は個の尊重に傾き、…
『法学の基礎』 P287 フリードマンによれば、ベンタムは功利主義的個人主義者ではあるが、最大幸福の原理から、譲渡しえない自然権の考え方に対して強い反対の態度をとった。フランスの一七八九年の人権宣言二条(自然権の保全が目的)から一七九三年の山嶽…
『日本国憲法とは何か』 P85 ロック自身はそれほど歴史の連続性や伝統の断絶を意識した人ではなく、むしろ名誉革命を正当化したように、歴史の連続性や伝統を重視した人です。しかし、彼が使った理論自体は歴史の断絶、歴史の非連続性を打ち出したものになっ…
『新訂 民法總則(民法講義Ⅰ)』 P32 しかるに、近世の個人主義的法思想には、私権、ことに個人の自由と財産についての私権をもって、国家以上の絶対不可侵のものとなし、法以前の天賦不可譲のものと考える傾きがあった。しかし、この思想は、封建制度を打破…
『民法大意 上巻』 P40 社会生活においては、すべての個人とその集合たる団体とが、財産上も身分上も、それぞれ独自の地位と独自の職分を有し、この地位にあってこの職分を全うすることによって、自己の幸福を追求すると同時に、国家社会の向上発展を導いて…
グリーンスパン氏のメンター お茶の水女子大学教授 篠塚 英子 「あらゆる知識があっても間違いを起こしてしまうような仕事だ」 <中略> だがサブプライム問題を作った犯人ではないかと、エコノミストから、疑惑の声も囁かれている。 <中略> この新自由主…
【きょうの言葉】「おのれの職分を守り 黙々として勤める」ジョージ・ワシントン 「黙々として勤めることは、中傷に対する最上の答えである」
第16回 日本人の自然観と宗教 山折哲雄(国際日本文化研究センター所長) 宗教は人類の誕生とともに発生し、人は宗教なくしては生きられないと思います。実際、神のいない世界というのは、広漠としたものにしかならない。 私は学生に、ピカソの絵は"青の時代…
宮崎県知事 東国原英夫氏 東国原知事が語る、日本人の"原点"とは?自然との共生を感じる「天孫降臨の地」高千穂 元々、人間だけでなく生物はすべて、自然の中から生まれてきたもので、自然と共生するものでしょう。自然の恵みを食べて、自然の恵みである空気を…
刹那的拝金主義の反動か?ヨガ、仏教にハマる中国の新・エリート層 中国社会の刹那主義的な雰囲気から和偕社会(調和のとれた社会)への流れについても認識しておく必要があると思います。 日本的な誠実さを再評価しはじめた中国人 最近中国のネットのアンケ…
『日本国憲法』 1-4・3d 共和主義では,個人は社会的な存在として捉えられ,政治共同体の目的は公共善の実現とされる。市民には,徳によって私益を捨てて公益の実現のために積極的に政治に参加することが求められている。ここには,われわれが見失ってしまっ…
『法学の基礎』 P61 日本文化全体が二重生活・三重生活になっているが、現代の日本法も同じ様相を帯びている。われわれは、これを、われわれ自身の立場から、もっと自覚的・主体的に整序し展開して、われわれのものにして行かなければならない。
『日本精神通義』 (エモーチオ21版の)P198-202 http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080101#1199193820
『神道概説』 P197 その家庭内の個としての自己を自覚し、その責務を覚え、また職域内の個としての自己のつとめに責務を覚え、それを果たそうとしたところに日本人の使命感がみられたのである。それは個にたいするものであるとともに集団にたいするものでも…
『国民の歴史』 P700 自然科学の軍門に下って
『完本 船井幸雄の人間学』 P353 「ベルの定理」 簡単にいえば、「この世に、それだけで存在ができている部分というのはありえない」ということになるだろう。 還元主義の手法までも、数学的に否定していることになるといえよう。
『日本国憲法』 1-4・3c このようなプリュラリズムの個人観に対しても,ポスト・モダンの時代においては,個人はさまざまなネットワークの結び目としてのみ存在し,近代的なアトム的な個人は存在しないとの批判がありうる。そこでの学説は,憲法を説明するよ…
まつもと・梅田対談の厳しい内容 『ウェブ社会をゆく』の同じく冒頭に梅田氏は,「フロンティアを前にしたときの精神的な構え」について6点を列挙している。詳しくは同書にあたって頂きたいが,「個」としての精神的自立,自助の精神,パブリックな意識,な…