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【正論】作家・堺屋太一 日本の再興は公務員改革から

 その最大の原因は、官僚機構の共同体化、国家国民に奉仕するのではなく、官僚仲間の安逸と組織利益のために働く倫理の退廃である。

 その一方で、官僚を選挙運動や私的集団のために使いまくる国会議員もいる。

「22歳で採用されるときに70歳まで天下り先で高給を取れると約束されないと心配だ」というほど自信のない利己主義者が本当に「優秀な人材」だろうか。

麻生氏「道州制導入を」 月刊誌に提言

 麻生氏は、中央省庁を中心にしたこれまでの政府のあり方について「大成功を収めたが耐用年数は切れた。次に求められるのは地域ごとの特色だ」と指摘。外交や安全保障、司法などの分野を除いて「内政面の仕事を大胆に道州に移す必要がある」と訴えた。

『西郷南洲遺訓講話』
P53

 元来正義人道といふのは弱者の声で、之れを貫くには、強者を圧する丈けの気魄と力がなければならぬのぢや。強国にして正義、即ち南洲翁がいはれたやうに、広く弱小国を憫れんで、それぞれ文化を進めしむるのが、之が国を為すの理想といふものではないか。ただ人の国を征伐して、之を掠奪し、苛斂誅求して他の弱小国民を苦しめる丈ならば、何も国家を作つて居る必要はないのぢや。山賊でも剽盗でも、何でも構わぬ。勝手放題に切取強盗をすればよいのぢや。苟くも坤輿に国する以上、人間らしい道を踏み、天下後世に恥ぢない立派なものにしなければならぬ。

『日本人は平和憲法に耐えられるか』
P243

 かつて、といっても昭和四二(一九六七)年一一月二四日のことだが、イギリスの世界的な歴史学者アーノルド・トインビーは、伊勢神宮(内宮)を参拝したとき、次のように神宮司庁で記帳した。
「この聖地に立つとき、私はすべての宗教の根底に流れるものを感ずる」(原文は英語)
 神道に関して示唆的なこのことばの意味をどのように捉えるかは、もちろん一つの問題ではある。
 私は次のように考えたい。
 伊勢神宮に限ることはない。敗戦のあのときから約五十年。全国至るところに散在する神社や祠は、いまようやく古代からの日本人の自然のこころ、宗教心の所在を指し示そうとしていると。

『Voice』4月号より

一つはアメリカ、もう一つは中国という観点にとらわれて、そこで止まり、両方を同時に見ない。

自分というものがない。

一方に心が傾くのはイデオロギーにとらわれている証拠である。

複雑で厄介な選択肢を丁寧に選り分けてそのつど合理的に決断する

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20071228#1198813432

武藤日銀総裁候補 所信要旨

 5年前に副総裁を拝命した当時、日本はデフレスパイラルに陥りかねない大変危機的な状況だった。その後、難局を脱し、緩やかながらも息の長い成長軌道をたどっているのは、世界経済の拡大という追い風もあったが、民間の方々の血のにじむような努力で企業の過剰債務や過剰設備など、さまざまな構造問題が解消した成果だ。

大機小機(文鳥
弱者に集中する経済の矛盾
 当初は収奪の対象にすぎなかった労働者が、同時に消費者であることに企業が気づいたとき、両者の蜜月の時代が始まった。しかし、その蜜月もグローバル化のなかで再び危機に陥っている。国境を越えた多国籍企業の活動によって、生産者である労働者と購入者である消費者が分裂し始めているからだ。・・・むしろ多国籍企業は戦略的に両者を分断し、より安く生産し、より高く販売することで利益を拡大していると言える。・・・分断が可能になったのは・・・バーチャルな金融市場がインターネット上に誕生したからだ。・・・矛盾を放置したままでは、企業成長も世界経済の発展お行き詰まってしまう恐れがある

日経新聞朝刊)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080313#1205364624

東京大学教授 西垣 通
われわれは近代以降の出来事ばかりについ目を奪われがちだが、自分たちがいったい何ものなのかを見抜くには、まず想像力をはたらかせ、太古の暮らしを思い描いてみたほうがいいだろう。

日経新聞朝刊)

中国マネー、対外還流進まず
中国は為替介入で大幅な元高を抑えているため、元の上昇は今後何年も続く見通しだ。
 長期にわたる元高リスクがあるなかでは法人、個人を問わず対外投資は難しい。・・・国内の方が海外よりも利回りの高い投資対象が多い。

日経新聞夕刊)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080301#1204370518