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会社四季報 2008年 3集夏号 [雑誌]

会社四季報 2008年 3集夏号 [雑誌]

【話の肖像画】ドストエフスキー余話(1)東京外国語大学長・亀山郁夫さん

 もともと日本のドストエフスキー読者の大半は男性でした。現実の壁にぶつかったエリート男性などが読んでいた文学で、ほんとに女性読者は少なかったのです。

それだけ日本の女性は強くなったのであり、懸命に社会で戦っている証(あか)しです。人知れぬ苦しみもあるし、絶望感も強い。将来への不安感もある。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080615#1213484314

台湾の船4隻、日本の領海に侵入 尖閣諸島・魚釣島沖

11管の巡視船は午前5時3分ごろから、マイクや電光掲示板を使って警告を発し始めたが、同5時53分、領海内へ侵入した。その後も、進路を変えていないという。

今こそ地方に目を向けよ 対談 中曽根 康弘 VS ジェラルド・カーティス(最終回)

 中曽根 カーティスさんは「日本のことを一生懸命、学びたい」というお考えで来られた。それならば、やはり地方から知るべきではないか、と考えたのです。地方を見てから東京へ戻ってくる方がよいと。

 カーティス ほかの外国の政治学者と違ってよかったな、と思うのは、中津の山の奥に入り、また国東半島の農家のお宅に泊まって、様々な話を聞いたことです。これは僕の一生の財産になっています。

 本にも書いたが、そこの経験がまた素晴らしい。子供が自分の学校を自分で掃除をする、これは米国ではないことです。ある日、娘が帰ってきてしゃべったことは、「今日はトイレの掃除してきた」と。手袋をはめて、長靴を履いて、学校のトイレを掃除したのです。その時の娘は、ものすごく何かプライドを持っているような自慢するような表情でした。

ひとインタビュー 森口瑤子さん

――今年、42歳になられますが、40代になってご自身の中で変化は

年を重ねるたびに楽になっていますね。20代のときはどんなふうに自分を見せたらいいのかわからなくて焦っていたし、自然体ってどういうことかもわからなかった。いい子でいなくちゃという気負いもありました。自信を持ちたくて数多くの習い事をしていた時期もありました。それが30代、40代と重ねていく中で、だんだんいろんなことがどうでもよくなってきて、今はもうやるべきことをやればいいじゃん、って感じ(笑い)。今は、肩の力の抜き加減がちょうどいい時かもしれませんね。
――今後、やってみたい役はありますか

意外に等身大の女性を演じることが少ないので、今なら40歳の女性が何を悩んで生きているのか、そんなことをテーマにした作品に出てみたいですね。

とくに美しく、凛(りん)とされている女優さんと共演すると、必ずといっていいほど「この人みたいになりたい」と思ってしまう。

ひとインタビュー 檀れいさん

――昨年は「女性の品格」という本がベストセラーになりましたが、檀さんは「品格」という言葉が非常に似合う方ですね

どうでしょう(笑い)。品格というのは立ち居振る舞いや言葉遣いだけではなく、その人の生き方だと思うんですね。それは「演じる」上でも同じで、演じる人の信念や生き方みたいなものを大事にしないといけないと考えています。私は品格のない人間になることだけは避けたいというか、そうなることが一番怖いと思っています。「品」とは形や装いだけで作れるものではなく、日々の自分の生活や考え方すべてに影響される大事なこと。もしも私に「品格」があると言っていただけるのであれば、今までやってきたことが間違っていなかったとうれしいし、作法などを含めて厳しくしつけていただいた宝塚や、やはり厳しく育ててくれた両親に感謝したいですね。

質問1
これまでの人生で最大の買い物(投資)は何ですか?

自分自身への投資です。

本屋さんにはよく行きます。特に「人生」について語られた本が大好きです。人のものの考え方とか、道を開いていくような内容の本は、その時々、心に響いたことをとどめておくようにしています。

ひとインタビュー 半井小絵さん

――それがなぜ、転職?

20代後半に入ったころ、自分で見つけた目標に向かって頑張ってみたくなったのです。それまでは、わりと両親や周りの人々の期待に応えることを優先させて生きていた気がします。それもいいけれど、一度きりの人生なんだからもっと主体的に自分らしく生きよう、一生続けられる仕事を見つけようと思うようになって。目標とするには資格がいいだろうと思い、気象予報士を目指すことにしたんです。

――キャスターの仕事とは?

正直、最初は気象キャスターというのは誰かが書いてくれた原稿を読むだけと思っていました。ところが実際は違っていて、気象予報はもちろん、使う天気図や映像VTR、構成や原稿すべて気象予報士が自分でやるんです。驚いたのと同時に大変なプレッシャーで。今でも毎日緊張しているのですが、最初は本当に余裕がなかった。

いずれにしても、本番直前までどういうコメントにするか、どの情報を使うべきかをずっと考えています。

気象の仕事に携わるうちに、最近は有機農業への関心も高まってきました。この夏は山形県高畠町の農業合宿に参加したのですが、そういう場所で出会った人たちからパワーをもらうことも多いです。自然と向き合うことで、自分なりに無駄なものが多すぎると教えられました。自然と触れ合うことが私の大きなエネルギーになってくれるんです。

自分はこれをやるんだという信念を持って実践していることが、世の中の役に立つってすごいことだと思うんです。経験を積むほどに余計なものが排除され、その実践がより研ぎ澄まされていくと、本当にその人にしかできない専門職になる。そんなふうに年を積み重ねていけたら、カッコいい大人になれるかなと思っています。

ひとインタビュー ジリアン・マーフィーさん

オデットのときは自分をさらけ出して、純粋で繊細でありながらも、複雑で深い感情に満ちた彼女の「善」の心情を表現したい。一方、オディールでは官能的で華麗でありながらも、駆け引きのある、ゆがんだ「悪」の面をいかに表現するかが大事だと思っています。

どんなふうにその役を演じ、踊るかを決めておきつつ、本番では同時に、音楽を聴いた瞬間に感じたものをそのまま出すことも忘れません。それだけ豊かな感受性もバレエには必要なのです。絶対に、前にやったことをなぞってはいけないと思っています。

私が今なお追求し続けているのはテクニックではなく、あくまで自身の芸術性なんだと思う。これまで自分が体験してきたことや物事の考え方、音楽を聴いて感じたものなどすべてを、一瞬にしてバレエという手段を使って、自分にしかできない発想で表現する。それに挑戦し続けている感じですね。

すばらしい先生に恵まれ、感謝しているし、ABTのダンサーから刺激されることも多いです。でも、他の人は私を手助けできても、どんなバレエを踊るかは私自身の選択で決まっていくもの。踊っている瞬間に「自分」が存在するように、いかに全身全霊で立ち向かい、いかに自分をさらけ出していくか。それしかない。アーティストとはそういうものだと思います。

質問2
こだわりがある、という生き方をしていると思う人を挙げてください

ABT のプリンシパルであり、プライベートでもパートナーのイーサン・スティーフェルかな。付き合い始めて10年になります。彼は私にとって人生そのもの。生涯かけて愛をささげたい男性です。とてもユーモアがある人で、面白くて。いつも一緒にいて驚かされます。彼は私の人生の軌跡、個性をとても尊重してくれます

質問3
人生に影響を与えた本は?

ヘルマンヘッセの「シッダールタ」。青年シッダールタが、人生の真理を求めて修行し、人生の悟りの境地にいたるまでを描いた小説です。自分の人生の旅路を歩んでいけば、おのずと自身が満たされるところにいけるものなのだと教えてくれた1冊です。

『峠(上)』
P178

 そのあと、継之助は寝返りをうち、あおむきになった。目をつぶっている。
(旅に出たい)
 という思いが、ふつふつと湧いた。旅に出ねばならぬ。旅のなかでこそ、わが一己がこの浮世でいかにあるべきかを、思い至れるような気がする。

福田首相:提言待たずにビジョン発表 背景に官僚不信?

 もともと首相は、トップダウンで政策決定した小泉純一郎元首相のスタイルを嫌い、各省庁と連携した「調整型」を目指した。しかし、後期高齢者医療制度をめぐる厚生労働省の対応や、相次ぐ官僚側の不手際で不信感を強め、次第にやり方を変えたようだ。

【集う】ジェラルド・カーティス米コロンビア大学教授 出版記念会(9日、東京都千代田区の日本プレスセンター)

 カーティス氏が「日本について考えてきたことを分かりやすく正直に書いた」と振り返ると、あいさつに立った小泉純一郎元首相が「(落語の)『目黒の秋刀魚』を知っていなければ、この本は書けない」とその博学を褒めちぎり、会場内を沸かせた。