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大前研一氏が大不況の経済界に特別提言 「メンタルブロックを破って商機を掴め!」|ビジネスに効果てきめん 使える心理学|ダイヤモンド・オンライン

 プロジェクトチームは行動派と慎重派、理想主義者と実務家など、異なるタイプの人間が混在したチームの生産性が高いものだ。複数でノーベル賞を取ったようなケースでは、発想する人間と証明する人間など、必ずといっていいほど性格が異なる組み合わせだ。

 苦手な人間、抜き差しならない関係というのは、他人がつくり出したものであることが多い。私がマッキンゼーにいたとき、どうも嫌いな人間がいた。ある同僚が入社以来よく私に彼の悪口を言い、また彼が私の悪口を言っていると言うのだ。次第に私も彼をいやなやつだと思ってしまっていた。

 人間関係というのは複雑だ。第三者が2人の仲を裂くこともあるし、初対面の誤解から苦手意識を持ってしまうことがある。でもそれは人生を狭くするだけで、絶対に損である。

 「心の中にあるフィルターを取り除いて、違う角度から見る、いろいろな光の中で見る」ということをしないとブレークスルーはできない。メンタルブロック状態からはなにも新しいものは生まれないのだ。

 日本人は旅行をしていても、メンタルブロックをしている。先入観を取り払い、自分の目で見ようとする人が少ない。

 私はそんな旅行は行く価値もないと思う。あるとわかっている場所を見て写真を撮って満足する。それはいわば確認旅行である。自分の旅行を自分なりに設計して探求していけば、なにか人生に影響をもたらすような新しい発見が必ずあるはずだ。

そういう生き方をすれば、すべてのチャプター(章)が発見で満ち溢れるはずである。

【人、瞬間(ひととき)】あの木片 宮大工棟梁・小川三夫さん(61)(上)

師匠は「これはこうやって、ここはこう」というような教え方はしなかった

 ただ黙って刃物を研ぎ、誰もいないかのように一人で木を扱う。その姿を手本に、ひたすらマネをするというのが修業だった。

 そんな小川に、西岡がくれたのが、一片のかんなくずだった。研ぎ方、刃の調整、かけ方…あらゆる技術が完璧(かんぺき)でないと、こうはならない。ついつい材木の仕上がりに目が向くが、削りくずにも技術の差は出る。くずと呼ぶのが失礼なほど美しい木片は、さまざまなことを教えてくれるお手本になった。

 身をもって知れ、そして進め。それが西岡の教え方だった。「数少ない一言に重みがあって、自分の中で百倍にもふくれた」。代を譲ったいま、前舎主という立場で仕事をしているが、同じように伝えていきたい、と願っている。

 「いま見ても、身構えてますよね、かんな自体が。今すぐ現場に行ってもいいって感じがしますね。苦しいとき、電気道具に頼れるような、オレらの世代にはこういう根性の入った道具というのは、なかなかないですよ」

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090123#1232674550

【話の肖像画】自彊不息(1)東洋学園大副学長・原田規梭子さん

 −−創立者(宇田尚)は漢籍にも親しんだ東洋思想学者なのに、珍しい校風ですね

宇田先生は良妻賢母を否定したというより、女性も手に技術を持って自立をはかるべきだとお考えになったんですね。それに歯科医なら子育てしながら自宅で開業できますでしょう。

 先生は「自彊不息(じきょうやまず)」をモットーに掲げられました。「日々、自分に努力を課して、怠らない」というこの建学の言葉は、現在、私どもの学校でも大事にしております。私は学生たちに、立派な社会人になり、すてきな家庭を作り上げる自立心の養成を期待しています。一生かけて自分を磨き、学び続けてもらいたいと思っています。

【次代への名言】1月27日・野口雨情

理屈は理屈、理論は理論で、うたはその中から抜け出ないと駄目でがんす

父の事業の失敗や自身の人のよさと弱さから家運が傾き、放浪と帰郷、上京を繰りかえした。それでも、彼は童心を失わなかった。そして、数々の名作が失意のなかから生まれてゆく。

国をおもう心とともに、子供だけでなく大人の童心にも訴えることのできる「正風童謡」がすたれてゆくことを憂いた。

「国家を滅亡させるものは、決して外敵ではありません。その自国民であります。それと同じやうにこの童謡を堕落させるものはやはり童謡作家それ自身であります」

【正論】東洋学園大学准教授・櫻田淳 「構造改革」いまだ成らず

 それを進める折の総ての前提は、人々の自由にして多様な活動の条件が万全に整えられることである。「構造改革」路線の文脈で「小さな政府」が志向されたのは、政府による様々な規制が「人々の自由にして多様な活動」の妨げになると想定されたからに他ならない。その意味では、「構造改革」路線は、貫徹されなければならない途なのである。

 そもそも、「構造改革」路線の思想上の核は、「国家に依存し、寄生する精神」を退場させることにあった。明治期に福沢諭吉が説いた「一身独立して一国独立す」の大義に忠実であったのが、「構造改革」路線の性格であるといえよう。

現在、世界同時不況への対応が轍鮒(てっぷ)の急として語られる情勢の下、「国家(政府)の役割」が前面に出てくるのは、当然の要請である。

 福沢に代表される明治期の日本人にとっては、「近代化」の断行は往時の日本が成就させるべき一大事業であった。21世紀初頭の日本にとっては、「構造改革」路線の貫徹もまた、同じ意味合いを持つ事業なのではないか。

12月米中古住宅販売戸数は予想外の増加

6.5%増の年率474万戸

市場予想の年率440万戸を上回った。

 住宅価格は15.3%下落し、過去最大の下落率となった。

 販売在庫は11.7%減の368万戸。前月は416万戸だった。現在の販売ペースで9.3カ月分の供給に相当する。

「一部の買い手は住宅価格の大幅な下落に乗じているようだ。販売戸数の増加と在庫の減少は正しい方向に向けたステップだが、市場は依然として通常のバランスからは程遠い」

小山 昇氏 最高益でも手取り賞与を半分以下にした「心」

 わたしがこういう事態になることを察知したのは2008年の8月です。その時わたしはA社の社長から相談を受けた。「これから我が社は『聖域なき経費削減』に取り組む」と。わたしにとってA社は先行指標の会社です。A社が業績を伸ばせば遅れて世間も景気が良くなる。逆にA社の業績が低迷すれば、ほどなくして世間も冷え込む。両者の因果関係を精査したわけではありませんが、そういう経験則をわたしは持っている。

 この時、既にサブプライムローンの問題は表面化しており、その悪影響が多種多様な業界に波及していました。もちろんわたしもそのことは承知していましたが、A社の社長の言葉を耳にして「これはいよいよ抜き差しならぬところまで来たぞ」との思いを強くした。果たしてそれから1カ月後の2008年9月15日、米証券大手のリーマン・ブラザーズが経営破綻しました。

会社は赤字でもそうそう倒産しませんが、現金が回らなくなれば実に簡単に倒れます。そういう事態を避けるためには、現金はなるべく多く持っておいたほうがいい。

 我が社は現在、業績がアップしているが、現金が少なくなっている状態です。というのは、ある都銀から「貸しはがし」に遭っているからです。

銀行は我が社を「貸しはがしても倒産しない」と踏み、回収に回っている(逆に言えば銀行もそれだけ余裕をなくしているということでもあります)。銀行が「貸さない」傾向にある以上、手許に現金はなるべく多く残しておきたい。

 更には、社員に「景気は本当に厳しい」ということを肌で実感させるという目的もあった。世間では賞与を出すこともままならないのに、我が社の社員だけが満額賞与を受け取ったらどうなるか。社員とお客様との間で感覚に齟齬(そご)が生まれます。その齟齬はやがてお客様満足度の低下につながり、ひいては我が社の業績を大きく下げます。我が社はお客様目線で商売するサービス業です。

グローバル恐慌―金融暴走時代の果てに (岩波新書)

グローバル恐慌―金融暴走時代の果てに (岩波新書)

同志社大学大学院ビジネス研究科 - 浜 矩子

 経済の世界は謎解きの世界です。極上のミステリーのように筋書きが展開し、鋭利な知性による探求が真相をつきとめるのです。授業の場では、こんな醍醐味を受講生の皆さんと共有出来るよう心がけています。
 真相を解明するためには、質問を発しなくてはなりません。名探偵は的確な疑問を持ち、うまい訊問をするから、真犯人を探し当てることが出来るのです。ですから、我が授業は皆さんの質問を軸に進行します。予め提示申し上げたテーマについて質問を持ち寄って頂き、それらに私が答え、皆さんがお互いに解答し合う中で、真理に肉迫していくのです。一見無関係にみえる二つの質問が見事な脈絡をもってつながり、驚くべき発見に我々を導いてくれたりするのです。このスリルと快感をご一緒に味わいましょう。お待ち申し上げています!

『リースの知識』
P12

 このように、リースは毎日の経済活動の中にとけ込んでいながらも、リース(Lease)という言葉が多義的であり、リース取引がフレキシブルで複雑な面をもっていることなどから、経営・経済用語としての概念が必ずしも正しく理解されているとは限らないようです。したがって、リース産業を考えるためには、まずリースの概念をはっきりとさせ、定義づけることが必要です。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090127#1233012785