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テレビ朝日の女子アナの人たちに関する雑誌を見ていたのですが、そしたら下平さや... - Yahoo!知恵袋

テレビ朝日の女子アナの人たちに関する雑誌を見ていたのですが、そしたら下平さやかさんが新人研修で、研修生に発音の仕方やらアクセントやら原稿の読み方などを厳しく指導してる、ということが書いてたのですが、
下平さん自身は「私は仕事においては好かれようなんて思ったことは一度もありません。仕事にはひたすら厳しく取り組みだけです。」と書いてましたが、テレビで見てると彼女はそうは見えないのですが、実際はどうだと思いますか?彼女は仕事に対しては厳しい女性だと思いますか?

巨星マーガレット・サッチャー逝く まず個人の自立を促し、英国民の他力本願を矯正したリーダー

1979年から三期に渡って英国の首相を務めたマーガレット・サッチャーが死去しました。サッチャーほどイギリスの政治、経済を根本から変えた政治家はいません。


彼女が登場する以前の英国は組合に守られた労働者が昼間から紅茶を飲みながらお喋りして一日が終わる…そんな就業態度が当り前の、弛緩し、プライドのかけらも残っていない国に成り下がっていました。いわゆる、英国病です。


しかしサッチャーは若い頃にハイエクの『隷属への道』を読み、「経済的、政治的な自由を得ようと思えば、まず一人ひとりが独立し、自助の精神を持たなければいけない」という信念を持ちます。


ストライキが蔓延する英国で、炭鉱労働者組合と大バトルを演じ、組合に勝利します。これ以降、「怠け者は置いて行かれる」という態度にイギリス全体がだんだん変わってゆきます。


またビッグバンを通じクラブ的だったロンドンの金融街、シティを改革し、規制緩和を行います。そして欧州全体の金融センターの地位を巡ってフランクフルトやチューリッヒと競争し、それに勝ちます。つまり金融サービス立国としての基礎が、この時期に確立したのです。

【サッチャー元首相死去】「偉大な政治家」と称賛 ゴルバチョフ氏が弔辞掲載

「発言に相当の重みがあった。1984年に始まった彼女との関係は当初、時に複雑で、常に円満というわけではなかった。だが2人とも真剣で責任感が強かった」

【サッチャー元首相死去】「鉄の女」はソ連軍機関紙「赤い星」が命名

 一方、ペレストロイカを掲げて登場したゴルバチョフ氏に対しては、最高指導者に就任する前年の84年にBBCに「私は彼のことを気に入っている。彼となら一緒に仕事ができる」とコメント。これまでのソ連のリーダー像とは違う趣のゴルバチョフ氏の登場を歓迎するメッセージを送った。

「私は信念の政治家」、サッチャー元英首相語録

「政治の世界で、言葉を求めるなら男性に、行動を求めるなら女性に聞きなさい」(1965年)


「自分が生きている間に、女性の首相が誕生することはないと思う」(1973年、教育相時代のコメント。その後、1979年に英国初となる女性の首相に)


「不一致あるところには調和を、誤りあるところには真実を、疑いあるところには信頼を、絶望あるところには希望を」(1979年の選挙に勝利し、アッシジの聖フランチェスコの祈祷文を引用して)


「私は意見の一致を求める政治家ではない。信念の政治家だ」(1979年)


「閣僚たちがどれだけ議論しようと構わない、私が言ったことをしている限り」(1980年)


フォークランド諸島問題では、外敵と戦わねばならなかったが、われわれは常に内なる敵に注意しなくてはいけない。こちらの方がより強敵で自由にとって危険な存在だ」(サッチャー氏の経済政策に対する労働組合の最も激しい反対運動の引き金となった1984―85年の鉱山労働者ストライキについて)


「英国は共同体に1ペニーすら要求していない。レシートがたまっているわれわれの大金を返してほしいと言っているだけだ」(1979年の欧州経済共同体サミットで)


「私は戦い続ける。勝つために」(1990年11月、保守党党首選の第1回投票で十分な票を獲得できなかった後で。サッチャー氏は翌日辞職した)

リスクテークを促す中央銀行 海図なき国債買いオペの行方|金融市場異論百出|ダイヤモンド・オンライン

 本誌を書店で読者が手にしている頃には、黒田東彦総裁率いる日銀は国債買い入れ拡大を中心とする「量的・質的に大胆な緩和策」を開始しているだろう。合議制ゆえに4月4日の金融政策決定会合で合意に至らない政策があったとしても、今月26日の会合では導入が決定されるだろう。


 これまでの日銀もかなりの額の長期国債を購入してきた。年間購入額は、政府の新規国債発行額に匹敵する規模だった。日銀がさらに大規模に長期国債を購入すると、市場で国債が不足して、長期金利が一段と低下する可能性がある。そうなると、預金の多くを国債投資に振り向けていた日本の銀行は、深刻な利鞘縮小に直面する。


 追い詰められた銀行は、期間収益を確保するために、これまでよりも長い期間の国債を購入するか、あるいは外債など他の資産へと運用をシフトさせる必要が生じる。つまり、日銀による国債購入策は、金融機関をムチで叩いて、より大きなリスクを取るように促す政策だといえる。FRBなど他の先進国の中央銀行も同じようなことを行っているが、これは妙な話だ。


金融危機以降、米ドット・フランク法を代表とするように、世界中の金融規制当局は金融機関にリスクを取らせない規制を新たに生み出してきた。それなのに、中央銀行は超緩和策によって「資産をリバランスさせてリスクを取れ」とムチを振り回している。方向性がちぐはぐなのだ。


 かつてポール・ボルカーFRB議長は「これまでの金融イノベーションは、金融機関が規制や税金を逃れるためのものであり、消費者や経済に恩恵をほとんどもたらしていない」と述べた。規制でがんじがらめになっている今の金融機関が中央銀行に「もっとリスクを取れ」と事実上圧力をかけられたら、規制の網をかいくぐる“イノベーション”を開発するところが自然と出てくるだろう。当局が捕捉できない新たな金融リスクが世界中で生まれる恐れがある。


 長期国債をオペで大量に購入して長期金利を押し下げる政策を継続して行うと何が起きるのか、実は世界の中央銀行は十分な知識と経験を有していない。FRBが典型だが、目先の景気刺激効果だけに目を奪われている。


 BIS(国際決済銀行)幹部のフィリップ・ターナー氏が2月に発表した論文はそのリスクに警鐘を鳴らしている。金融機関をより大きな金利上昇リスクにさらす問題、出口政策の困難さ等々、「あまりに難しくて、思わず無視したくなるような問題がいくつもある」。同氏は大規模な国債購入策は、「海図なき領域」だと指摘する。


 (東短リサーチ代表取締役社長 加藤 出)

インタビュー:日銀緩和は事実上の資産バブル宣言=加藤・東短リサーチ社長

──日銀が2年で2%の達成を目指して導入した今回の緩和策をどうみるか。


「オーソドックスに需給ギャップを埋めて2年以内に2%に持っていくことは事実上不可能と日銀もわかっているので、いかに期待に働きかけるかということだろう。フィリップス曲線の傾きを立てて、成長をやや加速するとインフレが従来より上がりやすくなるという環境を作りたいということだと思うが、結局は資産バブル、円安バブルを起こすということが明確なメッセージだと思う。かつて日本で中央銀行が資産バブルを起こそうとすることを明確に事実上宣言したケースはなかったのではないか」


「先行き仮に2%に達したら、そこから抜け出すことが非常に困難な政策だと思う。インフレ目標が2%とセットされているから(緩和を)やめられるんだという楽観的な見方は危険で、先行きの出口政策への準備は表には出さなくとも水面下では検討すべきだと思う」


──米連邦準備理事会(FRB)と比べてどうか。


「(FRBの緩和策に)今回で追いついたかあるいは追い抜いたといえるだろう。出口政策の困難さという点では上回ったのではないか。金融危機対応のQE1を除けば、FRBは直接リスク性資産は買っていない。MBSは買っているが、フレディマックファニーメイギャランティがあるもので、一応間接的な政府保証がある」


──副作用やリスクをどうみるか。


「フィスカルドミナンスという問題に直面していくだろう。国債の発行量の7割を購入するというのは強烈だ。日銀が国債を買うことで需給に見合って長期金利が低下するが、そういう状態が長期化し、人為的に国債金利を低く抑えつけていることに慣れてしまうと、モラルハザードが起きる確率がかなりある。今は世界経済が上向きだが、これが萎(しぼ)んでしまうと財政出動の議論が出てきやすくなり、日銀が買っているから大丈夫となって財政赤字が膨らみやすい」


「将来、(緩和政策を)正常化する際に、本来は日銀が国債を売却する必要があるが、その手前の議論として国債買いオペをスムーズに減らせるかというところで大きなハードルが出てくるだろう。オペを減らし、長期金利が上がりそうな時に『これは必要な引き締め措置だ』と言えるか。2%になっても『安定的に持続的に必要な時点まで』というコミットメントがあるので、なかなか難しいのではないか」


──2年で2%という目標は達成できるか。


「まだ1年から2年先の話だが、おそらくどこかで無理して2%はやらなくていいという議論に変わってくるのではないか。究極的には景気を良くしたいという議論なので、あらゆる歪みを乗り越えて2%にすべしという議論は、よく考えると、とくにそれを望んでいる国民はいないという話になるだろう」


「消費税率の引き上げを急ぐと消費の腰を折るという議論もあるが、日銀がこれだけ大量に国債を購入すると、財政ファイナンスとみられないようにする必要がある。政府がある程度、財政再建に向かって動いているというポーズは必要。政府は財政にモラルハザードを起こさないという意思を見せ続ける必要がある」


──日銀はあれだけの国債を買えるのか。


国債市場を壊していくのだろう。そこはやはり問題だ。これまでは日本政府の大量国債発行を消化できるように日本の国債市場、レポ市場の機能を徐々に高めてきた。その機能を今中銀が壊している。これが長期化すると、市場の縮小とともに市場機能も後退するので、元に戻そうと思ってもすぐに戻せなくなる」


──前回の量的緩和との違い。


「前回は日銀が購入する資産は基本的に短期だった。1年以内の資産が中心で、長期国債買い入れも増やしたが、基本的な部分は短期資産の積み上げで、それによる期待への働きかけを狙ったが、限界があった。中銀の資産にどのようなものを入れるか。構成要素の変化という意味での質的緩和を伴わないとポートフォリオリバランスを起こさせにくいということだと思う。単にマネタリーベースを増やすだけでは前回もやったけどだめだったと黒田総裁は思っているのだろう」


「福井総裁の時代は長期国債の買い入れは増やさなかった。短期市場の機能は悪化させたものの、長いところは市場の期待を許容していた。今回はそういう意味で、財政赤字に対する市場のウォーニング、アラートが出にくい政策となる」


──日銀の信頼性、独立性はどう変わるか。


「先進国の中銀の中では日銀の独立性がいま一番低い状態になっていると思う。ただ、黒田総裁が今回こういった政策をうったことで、政府から信認を得て、そのリソースが将来の出口政策に使えればいい」


「2年でもし2%達成したら、日銀は賞賛され、ある程度出口政策をやれる政治的資源を得ている可能性がある」


──今回の政策は何をもって成功と判断すればいいか。


「基本的には一般の人々の景気への感覚というのは給料が増える、あるいは家族が雇用されたというところで実感される。賃金・雇用に表れてくれば必ずしも2%にいかなくても成功したと言われるだろう」

インタビュー:消費増税先送りも選択肢、ドル100円程度は「妥当」=浜田参与

安倍晋三首相のブレーンで内閣官房参与を務める浜田宏一米エール大名誉教授は9日、ロイターとのインタビューに応じ、日銀の黒田東彦新体制が打ち出した大胆な金融緩和政策などを受けて景気に明るい兆しが見え始めている中、その動きを確実なものにするためにも、政府が2014年4月から予定している消費税率の引き上げを1年先送りすることも選択肢との認識を示した。


黒田日銀による大規模緩和を受けて、為替市場では円安が加速しているが、1ドル=100円程度の円安は競争力からみて「妥当な水準」と語った。概要は以下の通り。


──日銀の黒田新体制が打ち出した「量的・質的金融緩和」の評価は。


金利ではなく、ハイパワードマネー(マネタリーベース)を操作するというのは、そうした政策を主張する人からみても非常に驚きだったかも知れず、日銀が採用したのは画期的。さらに、これまでお金の交換に等しかった短期国債の買いオペが長期国債に及んだのは大きな進歩だ」


──今回の緩和策によって2%の物価目標を2年程度で達成することは可能か。


「金融政策が資産市場に効くことはわかっていたが、白川(方明前総裁)体制では(金融緩和)を出し惜しみしていたため、(効果が)わからなかった。現在は想定以上に円安、株高が進み、資産に関しては実験済みとなった」


「(2%の物価目標を)2年で達成できるかはわからない。財・サービスや消費、投資、雇用などにどれだけ的確に早く(効果が)及ぶかがこれからの問題だ。経済が回復してくれれば、1%に越したことはない。過剰設備を解消し、失業率も次第に改善し、有効求人倍率も1より大きな地域が増える状態が望ましい」


──景気の先行きは引き続き不確実性が強い状況ということか。


「来年4月に消費税を上げても大丈夫かは、今後をみてみないとわからない。安全策として1年くらい延ばすのもいいのではないか。せっかく上がりかけた景気が増税でぽしゃってしまう例は、日本の歴史だけでなく、世界の歴史にもある。ブレーキをかけて歳入(税収)の上昇が止まれば、消費税は率を上げただけで、何のためにもならない。財政の大盤振る舞いをしない限り、輸出業者からの儲けが国庫に入ってくるので、それを財政に使わずに貯める方向でいいと思う」


──仮に追加緩和が必要になった場合、日銀に手段はあるのか。


「例えば国債をすべて買い切るつもりでやってもいい。REIT(不動産投資信託)やETF(上場投資信託)はいくら買ってもいい。その他の手段も考えられる」


「問題は行き過ぎた場合にうまく止められないと、引き締めなどで(政策が)ギクシャクする。行き過ぎないよう、なだらかに収めることができれば名人芸だ。しかし、日本経済全体を行き過ぎたインフレに導くようになった場合、今まで金融を拡張し続けてきたので、引き締めることは悪いことではない」


──金融緩和策を受けて市場では円安がさらに進行している。


「いくらにすべきとは今の立場では言えないが、(1ドル=)100円程度はリーマン危機前後の状態とあまり変わっていない。学者風に言えば、実質為替レートなど競争力の指標から妥当な水準だと思う。株価も為替も長期的にみて妥当な水準から振れることは当然ある。今のトレンドがすぐに止まるかはわからないが、大きな行き過ぎやその反動で上下することも当然、起こり得る」

インタビュー:熱狂は失敗へ、財政ファイナンスに警鐘=与謝野元経済財政相

与謝野馨・元経済財政相は、ロイターのインタビューに応じ、2%の物価目標を2年で達成することを大命題として黒田日銀新体制が打ち出した「異次元」緩和策に対し、「財政ファイナンス」であることは明らかで、健全な金融財政政策とは言えないと警告した。


期待に働きかけることで円安・株高が進行しマインドが好転しているが、国民が大熱狂する政策はたいてい失敗に終わると警鐘を鳴らした。


デフレ脱却のための金融政策の柱に2%の物価目標を掲げる「アベノミクス」について、与謝野氏は「インフレを政治家が政策手段として使ってはいけない。アベノミクスはインフレーションをあてにした政策論で、私は批判的だ」と述べた。物価目標達成の可能性については「日銀が物価を動かすことができるかというと、そんな道具は持っていない。能力も持っていない。そういう人に物価目標を作らせるのは無責任極まりない」と批判した。


異次元緩和を好感して、金融市場では連日のように円安と株高が進行。マインド好転による経済の好循環への端緒となっている。


しかし、与謝野氏は「日本経済が本当によくなるためにはやはり、人が良く働き、新しい技術を作り、海外でモノを売る努力を一生懸命するという、従来と変わらない努力が必要なのであって、レーガノミクスも失敗、サッチャリズムも失敗した。問題は政策が長い期間の評価に耐え得るかということにかかっている」と指摘。「ここ一週間、株が上がって、円が安くなったからといって、皆が喜んで、お祭りしているのは、この政策がダメだということを証明しているようなものだ」と皮肉った。


続けて「ギリシャ、ローマの時代から、国民が大熱狂する政策は大抵失敗に終わっている」と指摘。円安による政策効果については「日本経済にそんなに恩恵を与えるわけではない」との見方を示した。2%の物価目標については「2%も物価が上がれば国民は怒り、(利払い費の膨張で)財政の大赤字がどんどんどんどん増えていく」とし、取るべき手法ではないと批判した。


とりわけ、日銀による大量の国債買い入れについて、政府と日銀が「これは財政ファイナンスではない」と言っても、「財政ファイナンスであるということは明らかだ。決して健全な金融財政政策とは言えない」と指摘。「長期金利は理由もなくある日突然上がり始める。誰も打つ手がない。そういう性質のものだ」と懸念を示した。

首相 96条改正で憲法改正を NHKニュース

憲法を国民の手に取り戻すという意味においても、96条を改正して、国会が憲法改正を発議する要件を衆参両院のそれぞれですべての議員の『3分の2以上の賛成』から、『2分の1以上の賛成』にすべきだ」

「2分の1以上の国民が憲法を変えたいと思っていても、3分の1を少し超える国会議員が反対すれば、改正できないのはおかしいと考えるほうが常識だ。96条の改正で、憲法改正の可能性が出てくる。国民の手で新しい憲法を作ることが可能になり、議論が活発になるだろう」

天皇皇后両陛下が「柿葺落四月大歌舞伎」ご観劇
両陛下 新しい歌舞伎座で鑑賞 NHKニュース

両陛下は、歌舞伎の誕生から400年を迎えた平成15年にも当時の歌舞伎座に足を運ぶなど、伝統芸能としての歌舞伎の発展を願っているということで、熱のこもった舞台に盛んに拍手を送りながら、熱心にご覧になっていました。

両陛下、歌舞伎座こけら落とし公演ご鑑賞に

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20121126#1353939612

【話の肖像画】歌舞伎俳優・坂田藤十郎(81)[2]芸を教える方が叱られて

 子供の頃は、実は歌舞伎にあまり興味がありませんでした。子役の頃から三世中村梅玉(ばいぎょく)さん、二世實川延若(じつかわ・えんじゃく)さんといった名優の方々の舞台に出演していましたが、戦争中でもありましたので、それほど機会は多くなかった。遊びといえば戦争ごっこという時代でした。


 〈祖父は、“頬かむりの中に日本一の顔”とうたわれた上方歌舞伎の大スター、初代中村鴈治郎、父も名優で人間国宝の二代目中村鴈治郎上方歌舞伎の家に生まれた藤十郎さんだが、意外にも歌舞伎への目覚めは遅かった〉


 いま、孫の壱太郎(かずたろう)や虎之介を見ていると、子供の頃から歌舞伎大好きなんですよ。こっちが何も言わないのに、自分で勉強したり、踊りや鳴物(なりもの)のお稽古をしたりしていて、びっくりしているぐらいです。私が、歌舞伎にのめり込むようになったのは18歳のとき。ある方と出会ったことがきっかけでした。武智鉄二先生です。

 人生で一番大事な出会いの一つじゃないでしょうかねえ。もともとは私が若い頃、上手(うま)くなかったことが原因でした。戦後、関西の歌舞伎が低迷し始め、危機を感じた先生が松竹に働きかけて、関西の若手俳優を集め、「関西実験劇場『歌舞伎再検討』」、いわゆる「武智歌舞伎」を始めました。

 ところが、私は子供のころからあまり舞台に出ていなかったので、せりふが満足に言えません。「扇雀(当時の芸名)にせりふを言わしたらあかん」と言われていたほどでした。武智先生は私を鍛えるため、当代の超一流の先生方にマンツーマンで教えていただけるようにしてくださったのです。私の演技や考え方の基盤は、ほとんどすべてこの時に学んだことでした。


 もうひとつ、先生に学んだのは物事に向かう姿勢ですね。あるとき、「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」の玉手御前を、文楽の八世竹本綱大夫師匠に教えていただくことになりました。ひと通り稽古が終わって、「お疲れ様でした」と綱大夫師匠がおっしゃると、武智先生が隣から、「綱さん、扇雀の玉手御前はいかがでございますかな」と言うんです。綱大夫師匠が「まあまあ、でございますな」と言うと、「あなた、まあまあという教え方は何ですか? ちょっとでもいいというところまで教えなさい」と。


 そのとき、芸というものは、徹底してやらないといけないものだということを学びました。だって普通、教えられる方が叱られて当然なのに、教える方が叱られているんですからねえ。忘れられない光景です。

【黒蜥蜴】「役者同士の馴れ合いは嫌い」孤高の光を放つ、″美輪明宏″の裏の顔

美輪が演出家として、俳優として何にこだわり、何に重きを置き、孤高の光を放ち続けているのか、作品や風貌から想像はできても、実際のところを知る人は少ないのではないだろうか?

「美輪さんは的確に大切なことを教えてくれます。何よりも、その役の感情になって話せるようになってから、その先にセリフと動きがある、と仰いました。さらに次の段階では、綺麗に話すことや、綺麗に動くことなど、とてもレベルの高いものを要求されます。座るときは片足だけ伸ばした方が綺麗に見える、ドレスをどうさばいたら綺麗に見えるかなど、すごくこだわられますし、綺麗に話すことを意識しすぎて三島さんのレトリックの利いたセリフの妙が失われていると“頭で韻を踏んでいるのに意識していない。同じメロディになっているわよ”と指摘がある。とても勉強になりますし、毎日が充実しています」

「美輪さんが現場を和やかなものにしてくださる一方、“役者同士で慣れ合って欲しくないので、打ち上げや飲み会は一切やりません”と最初の稽古のときに仰いました。それだけに稽古場ではみんな、美輪さんといちばん多く話していますし、稽古場がすでに美輪さんの空気になっている。それに黒蜥蜴の美意識と美輪さんの美意識はすごく近いというか、美輪さんはもう黒蜥蜴その人になっているんです。その姿を見ると、自分も早く雨宮にならなければいけないなと思いました」

Twitter words4design 作品を作るために孤独になるんじゃないんですよ。一人っきりにな

作品を作るために孤独になるんじゃないんですよ。一人っきりになるっていうのは、作品を作るためじゃない。歩き回るのも、作品を作るためじゃない。そういうふうにしなきゃしょうがない、自分の生き方だから、しょうがないんだよ。-宮崎駿

Twitter words4design 映画監督にとって、テーマがどうのこうのとかは、余計なことなん

映画監督にとって、テーマがどうのこうのとかは、余計なことなんです。テーマは、もうとうの昔に自分のなかにあることですから、それをいまさらいうことじゃないんですよ。監督がテーマを語るのは、マスコミがその点に注目するからですよ。-宮崎駿