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http://d1021.hatenablog.com

学生向け活用法: Evernote で論文を書く - Evernote日本語版ブログ

ぼくが論文の全体像として考えているのは、木の姿です。自分なりに「言いたいこと」が「幹」として中心としてあり、まずははっきりしなくても、これを頭の中から出すことが必要です。これがオリジナリティになります。


その言いたいことという幹の部分を助けるために「枝」があります。ここには、自分の主張が正しいことを示すために、具体例や統計データ、自分と同じ立場の意見、それから比較するために反対意見を持ってきたりします。この枝がどこにあるのかを探すために先生に相談したり議論し、書籍で読んだりウェブで調べて、さらにこの枝をどんどん幹にくっつけていきます。


これがぼくの論文イメージです。この木を完成させるために、これから多くのことを振り返っていきます。

話した内容を紙に書いたなら、Evernote 内のカメラで撮影します。Evernote 内のカメラはスキャン効果があり、標準カメラで撮影するよりも綺麗ですし、何よりも紙のサイズを認識するのでとても便利です。そして最近だとスキャナブルというアプリもリリースしています。これはつまるところ、Evernote 内のスキャン効果を持つカメラの機能だけを取り出したようなアプリで、これもまた便利です。


『Scannable(スキャナブル)』↓
https://evernote.com/intl/jp/products/scannable/


そして 1 分ほどで話した後、忘れないうちに自分の考えたことを文章の形で書き出すことはとても意味がありました。こうやって文章というかたちにすることで、ふんわりと頭の中にあることが形として残るからです。ふんわりしたままだと、そのまま消えてなくなり、また同じことを考えたりして時間が無駄になってしまいます。紹介していただいた学者や書籍はその場でメモをして、Evernote に入れます。そうすることで次で紹介するように、図書館での検索がスムーズになります。

そうやって書き出したり話した内容を Evernote 内に記録します。これが序盤戦で最も大事です。箇条書きでも構いません。まずはキーワードからガシガシ書いていく。自分なりの考えた事が出てきたら書いておきます。そしてタグは「幹」「枝」とふります。あとで何が幹で枝なのかをわかりやすくするためです。


さらにリマインダーを付けます。明日の昼休みに。これは論文について忘れないで継続して取り組み続けるためにとても大事なことです。


リマインダーがなったらサラッとでもいいので、ノートに目を通します。そうすると、今日は今日で気になったことが出てくるのでそのときにはノートに一言書き込んでおきます。「これってどうなってるんだろう? あとで調べておく」とか独り言でも立派な気づきだと思います。まずは記録し、それを見返すこと。この小さな始まりと継続こそが、やっていない人に比べて後々に大きな前進になります。


紙に描き出す。画像を撮る文字にする。画像と文字で一つのノート。これで幹になっていくノートの芽をつくることができます。これができないと何も始まりませんし、論文生活を振り返って、これだけでももっと早くやっておくべきだったと少し後悔しています。

幹をつくり、そこから次の疑問や調べたいことが出てきたら、ウェブや書籍やその他調査をして、幹から伸びる枝を作ります。ここでは、二つの方法としてウェブページと書籍から枝ノートを作る方法を追って説明していきます。

いきなり気負って「図書館へ!」と思うと、結局やらずじまいになってしまうのでここはまず空いたスキマ時間を使ってウェブで検索します。ウェブクリップをする際は、ぼくは一番『ドルフィンブラウザ』を使うようにしていました。なぜかと言うと、タグを振ることができるからです。

ウェブクリップをする際にとても重要なのは「コメント」です。なぜその記事を保存しようと思ったのか、その記事のどこが重要だと思ったのか。それが実は論文の厚みを増すために大事な考えです。言葉にしておけば、あとでそれを読み返し、新たなトピックとして論文に貼り付けることもできます。


これをしていなかったときは、あとで読むとなぜ自分がそのクリップをしたのかがわからずに、長い記事を全部読み返すこともざらでした。それが時間の無駄になってしまうんです。ですからウェブクリップをしたら、なんでも良いから自分なりのコメントを残す。これは徹底しました。

図書館で本を探しに行く際にはこちらのサービスが便利です。
その本、図書館にあります。


これは、Google Chrome ブラウザの拡張機能で、Amazon で書籍を検索したときに大学図書館や市民図書館などにその書籍があるかどうかも一緒に検索してくれるものです。

導入方法は、こちらの記事を参考に。
Amazon で検索した本が近隣図書館にあるかどうか教えてくれる Google Chrome 拡張機能「その本、図書館にあります。」 – GIGAZINE

図書館の本を取り込む際は、この 100 均のフセンが便利です。

そして書籍を読むときも「コメント」が重要です。ウェブクリップをするときと同じで、画像の近くに「なぜ自分がその部分を保存したのか」「その記事のどういうところが重要だと思ったのか」を短くても書くようにします。

スキマ時間のメモには、いわゆる「サードパーティーアプリ」を使うと良いです。なぜ標準の Evernote アプリではないかと言うと、スキマ時間を使って論文を進める。そのためには、起動はとにかく早い方が良いです。モバイル端末の Evernote を使うことは大前提ですが、例えばぼくみたいに1万もノートがあると、起動するのに時間がかかることもあります。この数秒の違いがとっさのヒラメキやメモには大事な時間です。そこで、メモをするだけなら、起動に特化したアプリを一緒に使うことをお勧めします。ぼくがヘビーに使ったのは『SmartEver』です。

アプリ内で作ったノートには「SmartEver」というタグが自動で振られ、SmartEver のアプリでオンラインオフライン問わずに見ることができます。しかもタグやノートをふりわけることができるのでめちゃくちゃ便利。さらに、他のアプリからノートを作ったときにも「SmartEver」タグを付ければ、SmartEver アプリで見られるというスグレモノ。

また、SmartEver が良いのは各ノートへの URL スキームが使えることです。URL スキームは、簡単に言うと「アプリ間ジャンプ機能」。別のアプリを開いていた時でもその URL をタップすれば、SmartEver 内のノートへとジャンプできます。

たくさんの枝が伸びてきて、様々に興味が広がり、また幹のノートにも細々調べないといけないことが増えてくると、やることが増えてきます。最初は「この本だけまずは読もう」とシンプルだったやることが、複雑になってきて、「あれ今日は、次は、一体自分は何をすればいいんだろう?」と分からなくなって、分からないから進めないという時期に入ります。


そういうときには、次にすべきことをシンプルにして、まずはそれに取り組めば良いとはっきりさせるために「タスク帳」を使います。ぼくのオススメは「Wunderlist」「Any.do」です。

また、このリストの各項目には、メモ欄があります。これが SmartEver との連携でとても便利です。SmartEver のアプリ間を移動する「URL スキーム」。これを使います。

これはプレミアムユーザーだけの機能なのですが、ぼくが重宝しているものに「関連ノート機能」があります。関連ノート機能っていうのは上の画像にあげた感じで、書いているノートの情報から、過去の似たノートを提案してくれるもの。

コンテキストも上手に使えば、自分が書いている内容の補足や反論記事が関連記事として出てくるので、偏った内容にならない可能性もあります。Evernote だからこそできる機能だと思います。

様々なことを思いつき、小さなノートを作っていくと、同じようなことについて考えたノートが散らばっていきます。ぼくの場合、「長良川河口堰事件」というある訴訟について、色んなノートが散在してきました。「この訴訟のノートたちをひとつにまとめて見たいなあ」と思ったので、「長良川河口堰事件」について調べたノートを検索し、またそれらのノートに関連ノートとして出てきて使えそうなものを、全部マージしました。


マージする」というのは、複数のノートをひとつにまとめる方法です。PC であれば、Evernote 内で行うことができますがスマホタブレット端末では行うことができないので、別のアプリを使います。『MergeEver』がオススメです。


こうやって、一本の幹から作り上げた主張から閃いたことを、ノートにしてとにかく貯めていったら、定期的に見直すことで、あるトピックについてのひとまとまりにしてあげました。すると新たに閃く点があり、論文の幹をなす太い枝になります。

文字にした情報が集まってくると、だんだんと頭の中が混乱してきました。論文を本格的に始めて中盤戦、月数にすると3ヶ月くらい経ったときのこと。「幹」である言いたいことに対して、さらに調べたトピックや書籍で読んだこと、考えたことが枝としてどんな風につながっていくのか、なぜこれが必要なのか、そもそもいらなかったんじゃないか、とうまく全体像がつかめなくなり、ぐちゃぐちゃしてきます。自分が一体にしてどんな木を作りたかったのか、枝が増えるからこそ、分からなくなってくるんです。


そこで、作ってきたノートを見ながら、もう一度紙に書き出します。なぜPCなどではなくここは紙に描くかといえば、瞬時に描けて、自分が描いている全体像を見渡せるからです。例えば、ここは文字で書きたい。ここは文字に表せないから絵で描きたい。というように描き方が制限されず、ああ、そうかこのキーワードがこれとつながっていたのか、というように全体を見渡せるからこそ見えてくる関連性もあります。ぐちゃぐちゃしたときこそ、紙に書きなぐります。


ぼくの場合は「東日本大震災」「環境」「長良川河口堰訴訟」「熟議民主主義」というような自分なりに強く意識するトピックやキーワードを書き出し、それぞれがどういう関係で繋がるのかを線で繋いだり言葉を補い、また色ペンで囲ったりしていきました。そうすると、文字の情報よりもより一層全体が見わたしやすくなり、自分の頭の中で一体今どんなことが考えられたり、ふわふわ浮いているのかが分かります。それだけでも、大きな収穫です。

そして、その紙に描き出したものを見ながら、KeynotePowerPoint などのプレゼンシートに大まかに言いたいことをスライドにしていきます。全体をざっくりざっくりスライドにしていきます。

なぜプレゼンシートか。それは大事な部分をざっくりと把握できるからです。文書ソフトだとあまりにもスペースが広いのでいろんなことを書いてしまい、情報の強弱がつかず結局また全体が見渡せず道に迷い、意味がなくなってしまいます。


プレゼンシートは、画像として保存することができるので、「名前をつけて保存」から、画像形式で保存します。そしてその画像を Evernote にひとつのノートとして保存すれば、いつでもどこでも見返すことは可能です。サラッと見るだけでも良いアイディアが浮かんでくることもあります。

頭を整理して論文全体の木の姿が見えたら、また一気に長く書くのではなく、幹ノートと枝ノートを分けてみます。こうする理由は、せっかく見えた構造も、また何万字と書くうちに見失って大きく混乱するのを避けるためです。そのために、「幹ノート」と「枝ノート」を Evernote 内の「ノートリンク」を使って分けるのが便利です。


Evernote のノートはひとつひとつ共有リンクがあります。枝の部分にあたる各トピックや意見、本についてまとめた内容を書いたノートのリンクを、幹ノートの各部分に貼っていくというイメージです。

ノートリンクの取得の仕方については参照↓
Evernoteのノートリンクで https:// じゃなくて evernote:// を取得する方法 ごりゅご.com

論文と一口に言っても、それは「ただ調べて書けばいいんでしょ」というわけではなく、計画を立て、それを管理するツールを選び、使いこなし、また他のバイトや就活などの生活と並行しながら論文プロジェクトを管理する必要がありました。そうして学生生活で考えてきたことをきちんと表現仕切ること。それは学生最大のプロジェクトであるし、学生生活でやってきた能力を総動員する必要があります。

Evernote カテゴリーの記事一覧 - 人生かっぽ ―佐藤大地ブログ
なるほど!最年少上場社長の知識の身につけ方は「ノートを○○すること」 - 人生かっぽ ―佐藤大地ブログ

エビングハウス忘却曲線

さらにこの忘却曲線をふまえた上で知識を定着させるために適した学び方は
DWMシステムです。

WMシステムとは
Day-Week-Monthの略で、1日後、1週間後、1ヶ月後に復習するというもの。

「寝る前に一分間で今日やったことを復習する」方法

思い出すきっかけが大事

キーワードを拾い読みすれば良い

さらに!Evernoteだからできる復習のスピードを上げる方法

例えば2014年3月14日以降に作られたノートを探したかったら
「created:20140314」です。

「created:day-X」
と行えばOK。
30日以内なら、「X」を「30」とすれば良いんです!

例えば2014年2月14日から2014年3月14日まで探したかったら?
そうですね「created:20140314 -created:20140214」です。

EvernoteヘビーユーザーがライバルOneNoteを褒めてみる【第一印象Ver】 - 人生かっぽ ―佐藤大地ブログ

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150419#1429440327
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141230#1419935861

Kuni Sakamoto

ブログ更新。見取り図としてはわかりやすいのだけれど、結論先行型の読解になってしまっているようにも見える。 「ルドルフ・ゴクレニウスによる霊魂の自然化 De Angelis, Anthropologien」 http://d.hatena.ne.jp/nikubeta/20150423/p1

ルドルフ・ゴクレニウスによる霊魂の自然化 De Angelis, Anthropologien - オシテオサレテ

hiro hirai

今日はこれから、セミナー『人間とコスモス:古代から近代までの哲学・科学・宗教』で17世紀英国のロバート・ボイルのテクスト『自然についての自由な考察』(1686年)を読みます。宿題に出した生徒たちの解釈は真っ向から対立しているので、議論が楽しみです!

hiro hirai

今日のセミナーの最初の一時間は、デカルト主義や機械論における奇跡の位置づけについてなど。神の世界との関わり合い。

柳澤田実

今年から2年かけて「キリスト教現代思想」というプロジェクトを大学の予算で実施することになりました。かつて古代のキリスト教思想を研究しつつ、フランス現代思想を読んで来た私ですが、自分のなかでアナクロニックになっている両者の関係をこれを機に整理しようと思っています。

柳澤田実

その下準備として、大学院でアガンベン(イタリア現代思想ですが)を読むことにしました(残念ながら日本語で)。『残りの時』や『高貴なる貧しさ』も一応ざっと読んだのですが、アガンベンベンヤミンの終末論を「なぜ」、「どのように」キリスト教へと接続しているのか、まだ腑に落ちないからです。

Adam Takahashi

アガンベンのネタ元の一つであるタウベス『パウロの政治神学』は、とても興味深い本だったのを覚えています。アガンベン=タウベスの解釈では、キリスト教の(というよりパウロの)終末論は、ユダヤ教のメシアニズムそのものなのだというものです。

Adam Takahashi

中世哲学における「コメンタリー」という形で知を生み出すプロセスの重要性にたいして、ユダヤ人学者の方が意識的であるような印象があるのだけれど、それはやはり彼らにとって「釈義」というものが未だにリアルなものとしてあるからなのだろうなー。

Adam Takahashi

パウロ的な「霊と文字」で言えば、ユダヤ人は釈義における「文字学=グラマトロジー」の重要性を認識しているのだろう・・・で、別様に言えばユダヤ人にはコメンタリーの重要性は話さないでもわかるけれど、そうでないとなぜ重要かを一から説明しないといけない・・・。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150401#1427885196

【弁護士】弁護士がブラック資格であるといわれている件について - 弁護士ゆきこの事件簿

今は弁護士も破産する時代です。

弁護士という仕事は、人生においてもっともつらい局面にあるご依頼者の方と向き合い、ご依頼者を守るために全力で闘うというものです。


それだけに、精神的にタフでなければもたないという側面もあります。


メンタルヘルスの問題で、弁護士を休業する方も少なからずいらっしゃいますし、


弁護士会が、弁護士からのメンタルヘルス相談を受け付けたりということも行われています。

個人的には、弁護士という仕事を天職だと感じています

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150422#1429699203
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150422#1429699204
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150417#1429267162

同性婚カップルのウェディング - 木村草太の力戦憲法

「婚姻は、両性の合意のみ」で成立するという条文ですが、


ここにいう「婚姻」が異性婚を指しているなら、


条文は、「異性婚は男女(両性)の合意だけで成立する」という条文で
同性婚についての含意はなくなります。
(異性婚を保護しないことは憲法24条違反だが、
 同性婚を保護しなくても憲法24条違反ではない
 ・・・が、同性婚を保護しても憲法24条違反ではない、
 という条文になる。
 これは教科書でしばしば「同性婚は異性婚と同じ程度には保護されない」
 と表現される)


他方、
「婚姻」が異性婚および同性婚の双方を指すなら
「両性」を男女とは理解できず
(そう理解すると、同性婚が男女の合意だけで成立してしまう・・・意味不明)
「両性」は男女のみならず男男、女女も指すことになり、
憲法24条は、同性婚をも保護することになる。

法解釈 - Wikipedia

文字に表された抽象的規範ないし法則は、たとえそれ自体は一見極めて明瞭なようでも、千変万化の具体的事象に適用するに当たっては、不可避的に解釈上の疑義を生む。法学の対象とする法もまた例外でないから、法律を暗記してもそれだけでは役に立つものではなく、ここに法解釈の必要が生じる(→#論理解釈)。
法解釈においては、単に具体的事件のみに妥当な結論を導くことができれば足りるものではなく、同種の事件が生じたときにも、同様の結論を得ることができるように客観的に行われなければならない。さもなければ、どのような行為があればどのように法的に判断・処理されるかについて一般人が不安をもつ必要のない状態、すなわち法的安定性(独:Rechtssicherheit; 仏:sécurité juridique; 英:legal certainty)が害されてしまうからである。したがって、法解釈においては、法的安定性を害すること無く、いかにして個別の事案についての社会的正義、すなわち具体的妥当性を発揮するかが最大の課題である(→#立法者意思説と法律意思説)。

近現代における法解釈学は、イルネリウスをはじめとする註釈学派がスコラ神学における聖書解釈技法を取り入れて、成文のローマ法大全の解釈方法としたものに由来するところが大きい。

学理的解釈とは、学者をはじめとする学問上の努力によって、個々の解釈者が法令の意味を判断し、明らかにすることをいい(→#法解釈の主体)、普通に法令の解釈といえば成文法規の学理的解釈を意味する。これには、文理解釈(独:sprachwissenschaftliche Auslegung)と論理解釈(独:logische Auslegung)とがあると分析される。

文理解釈(独:sprachwissenschaftliche Auslegung)とは、文字解釈(独:sprachliche Auslegung)又は文典解釈ともいい、当該条文の文字の普通の意味に従って解釈することをいう。

いかなる文も、その具体的文脈を無視して解釈することは困難ないしは不可能であり、法文の解釈もまた例外ではないから、法体系全体の論理的文脈、あるいは更に目を広げてその社会的文脈を読み込むことが必要である。


そこで、論理解釈(独:logische Auslegung、英:logical interpretation)とは、法令の文理のみにとらわれることなく、色々な道理・理屈を取り入れて解釈することをいう。

日本国憲法第24条 - Wikipedia

旧来の「家」制度を否定し、家族関係形成の自由・男女平等の理念を家族モデルに取り入れることを目的としている(家父長制モデルから平等主義モデルへ)

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150423#1429785529(循環思想)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140211#1392116201(第一論はロバート・フィルマーによる「国王の絶対的支配権は人類の祖アダムの子どもに対する父権に由来する」という王権神授説に対する反論である。)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150107#1420627085功利主義 VS 自然法論)

住友陽文

昨日の鼎談で小林節さんが、いくら憲法は国民を縛るものではなく権力を縛るものだと説明しても、自民党議員は"その考え方を私は採りません"と言うので、考え方ではなく憲法とはそういうものだと説明するが、憲法の素人相手に言うのは虚しくなると言ってたが、維新信者と話すとその気持ちが分かる。

林信長

憲法は権力を縛るものであるのは確かだけど、じゃあ何の権原があって縛ってるのか、と考えるとそう単純でもない。憲法改正権が憲法に埋め込まれていることは確かなので、「憲法改正権の限界」について理論的に論じないといけないんじゃないか。

林信長

憲法改正権の限界について論じると、憲法は権力を縛るどころか、実は国民の改正権まで拘束していることになる。そうなったときに憲法の概念と民主主義の根本的な矛盾がみえてくる。今のところ護憲派はそこまで議論していない。己の足場も実は磐石ではないから。

林信長

憲法は権力を縛るものだ、というリベラルな意見を極端に進めると実はテロや革命の問題がでてくる。実は反転して極めて危険な思想になりかねない。これはシュミットを読んでいたこと。憲法は権力も縛るし、他方で国民に達成すべき理念(義務)を示す、という意味では「設計図」ぐらいがよいと思う。

林信長

立憲主義=権力を国で縛る正しい方法、と一方的に考えるのはむしろ危ない。立憲主義は知れば知るほど、ものすごく危ういバランスの上に立っている。どちらにころんでも危険。立憲主義を民主主義だ人権だ、と金条主義的にもちあげる憲法学者はわかってないのだろうと思う。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150420#1429526230
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150419#1429440338
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140211#1392116201

川島侍従長が勇退 後任は河相周夫氏 NHKニュース

河相氏は、62歳。昭和50年に外務省に入省し、北米局長や官房長などを歴任したあと、平成24年に事務次官に就任しました。
去年9月からは、皇室の儀式や外国交際を担当する式部官長を務め、4月の両陛下のパラオ訪問にも同行しました。
一方、勇退が決まった川島氏は、外務官僚を経て平成19年6月に侍従長に就任し、両陛下の東日本大震災での被災地お見舞いや、4月のパラオ訪問に同行するなど、8年近くにわたって両陛下を補佐してきました。
この人事は、5月1日付けで発令されます。

川島裕 - Wikipedia

1999年(平成11年)8月、外務事務次官就任。総合外交政策局長→次官コースを切り拓いた。就任後、外務省事務官による機密費流用事件や私的不正流用事件、田中真紀子外務大臣との省内騒動を受けて辞任、2001年(平成13年)8月、野上義二にバトンタッチした。2003年から宮内庁式部官長。2007年6月から渡辺允の後を受けて、宮内庁侍従長就任。

妻は、民法法社会学者で東大名誉教授であった川島武宜の娘である。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150420#1429526233

日刊ゲンダイ|なごやかムードは“演出” 日中首脳会談が30分で終わった事情

これらはすべて“デキレース”だという。


「立ち話程度といわれていたが、フタを開けてみれば、30分の着席会談だった。30分というところがミソで、日中両国が立ち話ではなく『首脳会談』とプレスリリースできる最低ライン。だからキッカリ30分で終わった。会談の中身ではなく、『未来志向』で両国が握手したというイメージを見せたかったということです」(官邸事情通)


 今回の会談は安倍首相サイドが申し込んだものだが、日中双方に思惑があり、利害が一致した。


アジアインフラ投資銀行(AIIB)設立のこともあり、バンドン会議出席国に対し、中国は“大人の対応”ができる国だと信用してもらう必要があった。特に、日中はバンドン会議における2トップの大国。その両国首脳が国際会議で会談しなければ、他の国から不信の目で見られてしまいます。中国は『アジアの盟主』というメンツを重視したのです」(前出の官邸事情通)


 一方の安倍首相にとっては、1週間後に日米首脳会談を控えた重要な時期だった。


「この日中首脳会談がうまくいかなかったり、冷ややかな空気だったら、来週の日米首脳会談に間違いなく悪影響を及ぼしていました。いま安倍首相は訪米の成功で頭がいっぱい。『日中関係は改善に向かっている』という印象を米国向けに発信することが重要でした」(自民党関係者)

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150423#1429785518
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150423#1429785519
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150423#1429785520

Jun / Джюн

習近平国家主席は、かなり食えない人物だと思う。態度がデカいというより、泰然と沈黙して相手の出方を見ている感。

Jun / Джюн

漢文が現代中国理解に役立つのは身を以て同意。群書治要が出てくるとは思わなかった(笑)また習近平主席が「徳のある皇帝」を意識と言うのは納得。

遣唐使が日本に持ち帰った「群書治要」が中国では散逸、現代日本にのみ伝わっている…に似た話は良く聞く。しかしその江戸時代の写本を日本の皇室関係者が90年代に中国に贈呈し、それが某氏に流れ中国で研究・出版。その某氏が習近平氏の父上で、習近平氏は演説で群書治要からの引用を使うなんて。

焦点:「タダ乗り」から日米同盟強化へ、首相訪米の本音 | Reuters

日米両政府は安倍晋三首相とオバマ大統領の首脳会談の前日に当たる27日、外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)をニューヨークで開き、自衛隊と米軍の役割分担を定めた防衛協力の指針(ガイドライン)の改定に合意する。


18年前に作られた現行のガイドラインは、日本が武力攻撃を受けた場合と、朝鮮半島など日本周辺で有事が起きた場合の対応を定めていたが、日本が整備を進める新たな安全保障法制によって、両軍の協力は地理的範囲、内容ともに大きく広がる。


集団的自衛権の行使が可能になることで、自衛隊はホルムズや対馬といった国際海峡でも、停戦前に機雷掃海ができるようになる。


米国主導の多国籍軍イラク空爆を行ったような作戦に対し、特別法をそのたびに作らずに後方支援ができるようになる。日本が領有権争いの当事者ではない南シナ海でも、重要な影響が及ぶと判断する事態が起きれば、米軍の後方支援が可能になる。

改定ガイドラインの合意、オバマ大統領との会談を経て、安倍首相は29日に米上下両院合同会議で演説する。

TPPで米政府に強力権限 下院委も可決 NHKニュース

アメリカ政府に強力な交渉権限を与える法案は、TPPの参加国が詰めの交渉に入るために欠かせないとされ、23日、通商政策を扱う議会下院の歳入委員会が法案の審議を行いました。
冒頭、ライアン委員長は「来週、日本の安倍総理大臣がアメリカを訪問するが、各国政府も思い切った交渉に臨むため法案可決を待っている」と述べ、速やかな審議を呼びかけました。
そして審議、採決の結果、賛成25、反対13で法案は可決されました。議会上院の委員会も22日にすでに法案を可決し、今後、それぞれ本会議で審議されることになります。
法案を巡っては、与党・民主党内に、TPPで輸入品が増え雇用が失われるという反対が多く、共和党の一部もオバマ大統領の権限強化は認められないと反対しています。
通商政策に詳しいワシントンのシンクタンクCSIS=戦略国際問題研究所のマシュー・グッドマン上級アドバイザーは今後の審議について、「政治的に難しい問題で、議会下院では20から25ほど賛成票が足りていない。ホワイトハウスは賛成を集めるのに懸命になっている」と述べ、現時点では法案可決の見通しは立っていないと分析しています。


米下院歳入委がTPA法案を可決、本会議通過は不透明 | Reuters

米下院歳入委員会は、貿易促進権限(TPA)法案を可決した。環太平洋経済連携協定(TPP)に向け必要な同法案は25対13での賛成多数で可決、今後は下院本会議での審議に移る。


下院歳入委の採決で賛成票を投じたのは、民主党メンバー15人のうち2人にとどまった。民主党内ではTPPは雇用や環境に悪影響を及ぼすと慎重論が強く、オバマ政権は共和党の支持に頼らざるを得ない。


TPA法案は22日に上院財政委員会を通過している。上下院ともに、法案が本会議で可決されるかどうか、現時点では不透明な情勢だ。


下院委では、TPAに慎重な一部議員が、貿易相手国の為替操作に対して制裁を可能にする修正案を提出したが、24対14で否決した。

オバマ米大統領、民主党内のTPP懐疑派の批判に反撃 | Reuters

TPPをめぐっては、労働組合や環境団体のほか、エリザベス・ウォーレン上院議員民主党の有力議員が、雇用の国外流出につながるとして反対に傾いている。


大統領は、自身の元選挙キャンペーンチームによって形成された支持団体に対し「TPPが中間層の家庭にとってよくないという人は何も分かっていない。私は任期中ずっと中間層の支援に取り組んできた」と指摘。「私を2度(大統領に)選んだのは商工会議所ではなく、中間層の人々だ」と述べた。


さらに大統領は、自身は医療保険制度の拡充や自動車セクターの救済、金融規制改革などに取り組んでおり、中間層の雇用に打撃となる貿易協定に署名すると考えるのは非論理的だと訴えた。

米 日本と共にAIIBに国際的水準運営働きかけ NHKニュース

これは、アメリカのラッセル国務次官補が23日、議会下院外交委員会のアジア太平洋小委員会の公聴会で証言したものです。
このなかでラッセル次官補は、中国が提唱するAIIB=アジアインフラ投資銀行について、「われわれが主導するアジア開発銀行世界銀行を通じて協力を模索するのが、アメリカの戦略だ」と述べ、現時点で参加する考えはなく、既存の国際的な金融機関との協力を求めていくという姿勢を改めて強調しました。
そのうえで、「中国と参加国に対して、国際的な基準を満たすよう求めていくという、われわれの決意は完全に正しく、日本はその重要なパートナーだ」と述べ、日本とともにAIIBが国際的な基準で運営されるよう中国に働きかけていく考えを示しました。
中国は、23日までインドネシアジャカルタで開かれていたアジア・アフリカ首脳会議で、習近平国家主席はAIIBを活用しながら、地域の発展のために中国がリーダーシップを発揮していくと意欲を示しています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150423#1429785518
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150418#1429353511
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150416#1429181021
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150415#1429094185
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150415#1429094186
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150415#1429094187
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150415#1429094197

オバマ大統領 対テロ作戦で人質死亡を謝罪 NHKニュース

オバマ大統領は23日、ホワイトハウスで急きょ記者会見を開きました。このなかでオバマ大統領は、ことし1月にアメリカ軍がアフガニスタンパキスタンの国境付近で行った対テロ作戦で、国際テロ組織アルカイダに拘束されていた人質2人が死亡したことを明らかにしました。
2人はパキスタン人道支援活動を行っていたアメリカ人とイタリア人で、2011年と2012年にそれぞれアルカイダに連れ去られたということですが、アメリカ政府は攻撃した施設に人質がいるという情報はなかったとしています。
オバマ大統領は「責任は私にあり、家族に深くおわびする。過ちから学ぶため、何が起きたのか検証するよう指示した」と述べ、謝罪するとともに、再発防止に努める考えを強調しました。また、この作戦ではアルカイダのメンバーとなったアメリカ人も死亡したということです。
アメリカ軍は、アフガニスタンで戦闘任務を終えたあとも治安部隊への支援を継続し、無人機などを使って対テロ作戦を続けています。


Ron Paul

'Drone Strike: A Targeted Assassination' - Ron Paul Liberty Report.
http://tinyurl.com/lqhgywt
#WarrenWeinstein
#Pakistan

Ron Paul - President Obama announced today that a drone...

Michael McFaul

Had excellent meetings today with Foreign Minister Klimkin & Finance Minister Jaresko. Wishing them success in their tough jobs.

Michael McFaul

Had dinner with a group of MPs from Rada. Without question, most democratic parliament in Ukraine's history.

@McFaul 😂😂😂 propaganda is such propaganda .

@McFaul it will be even more democratic when they kill remaining opposition leaders and journalists which are still alive:)

@McFaul and the last step of democracy will be when they deprive Russians in Ukraine right to learn and speak Russian language .

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150422#1429699216
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150420#1429526233

Jun / Джюн

キエフで炭鉱労働者が賃金支払を求め、年金生活者が年金支払を求め、大規模デモ。Вести.Ru: Митингуют все: к горнякам присоединились недовольные по всей Украине http://www.vesti.ru/doc.html?id=2527337&tid=105474

Jun / Джюн

先程ツイートした、キエフでの炭鉱労働者の賃金要求&年金生活者の年金支払要求デモの様子。RT @myrevolutionrus: Протестующие шахтеры в Киеве.

Jun / Джюн

炭鉱労働者らはヘルメットを叩いてキエフの大統領府前で賃金支払要求デモを行った。RT @myrevolutionrus: Протестующие шахтеры в Киеве.

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150423#1429785530
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150423#1429785536

ラヴロフ外相への ビッグ・インタビュー / Sputnik 日本

最初の質問はウィーンから:ロシアはなぜノヴォロシアの承認を拒否しているのですか?


ラヴロフ外相は、「私たちはウクライナが平穏であることを望んでいる。そのためにはウクライナを不可分のものとして残す必要がある」と述べた。ラヴロフ外相によると、キエフ政権は領土の統一性を維持するために、単一国家とウクライナ化に関する問題で頑固さを捨てる必要がある。」

マルチ情報メディアRT(ラジオ「スプートニク」が属する)のマルガリータ・スィモニャン編集主任は「あなたはオバマ大統領に失望しましたか?」とまず質問した。


外相は「『信じよ、しかしチェックを忘れるな』といったところだ。もしヒラリー・クリントン氏が米大統領選挙で勝利すれば、彼女と共に我々は仕事をするだろう。肝心なことは、関係をプラグマチックに構築することだ』と答えた。

ラヴロフ外相:中国側からの脅威はみられない。


ラヴロフ外相は、ロシアと中国のパートナー関係は戦略的性格を有しており、状況の不安定化を防止していると述べた。またラヴロフ外相は、ISILは現時点で我々の主要な敵であると指摘した。


ラヴロフ外相は、米国は非公式に安全保障分野における協力メカニズムを構築しようという呼びかけのシグナルを送っている。ロシアは公式的な声明が出された場合は同意するだろうと述べた。

ラヴロフ外相『ロシアにとって唯一の脅威は、米国が進める対ミサイル防衛(MD)システムの世界展開だ」。


『私は、中国からの脅威があるとは見ていない。そもそも東方からの脅威は、一つを除き感じていない。その一つとは、米国のグローバルなシステムで、米国領内でも、欧州でも、そして北東アジアでも作られている対ミサイル防衛網だ。それは驚くべき形で、ロシア国境の周囲をすっぽり包んでいる。」

ラヴロフ外相:米国にとっては、常に誰かが彼らに依存していることが重要だ。


ラヴロフ外相は、米国にとっては常に誰かが彼らに依存していることが重要なのだとの考えを表した。なおラヴロフ外相は、ウクライナ危機ではロシアとドイツの関係をはじめとしたロシアと欧州連合EU)のパートナー関係を深化させないことが米国にとって重要だったと指摘し、「これは当て推量ではない。私にはしかるべき情報がある」と語った。


ラヴロフ外相は、ロシアとドイツのパートナーシップ関係は、EUが揺るがないために必要だとの考えを表した。

ラヴロフ外相は「オバマ大統領は、当時ウクライナ野党勢力に影響力を及ぼすと約束した。しかしその翌日、(合法的なヤヌコヴィチ政権を倒す)国家クーデターが起きたのだった。」

ラヴロフ外相は、スノーデン氏についての質問に答えた。


これは完全なる偶然だ。私たちは別の行動は取れなかった。

ラヴロフ外相:「ロシアは、シリアの状況がリビアのようなシナリオに沿って進まないよう、非常に大きな貢献をした。」

ラヴロフ外相は、ロシア製地対空ミサイルシステムS300がイランへ供給された後、イランへの攻撃を望んでいる人々は念入りに考えるだろうと述べた。

ラヴロフ外相:「米国は、戦術核兵器を5つの国の領内に配備しており、核不拡散条約に違反している。」

ラヴロフ外相:「ロシアとイランの軍事同盟など必要ない。」


ラヴロフ外相:「ロシアとイランの軍事同盟など必要ない。軍事同盟など我々には、全く必要ない。それはロシアにとってもイランにとっても必要ではない。そう確信している。そうした事に関するいかなる提案も、イラン側から受け取ったことはない。そんな同盟は、全く非現実的であり、必要ないものだと思う。


ただロシアは、イランとの軍事技術協力を発展させてゆくだろう。この分野での協力には、大変よい展望が開けている。」

ラヴロフ外相には、ベラルーシのルカシェンコ大統領が「欧州の許しを得るため」ロシアを渡したとの感じはない。


ラブロフ外相は、次のように述べたー


ベラルーシ軍部隊は、下部区分の部隊を含め、5月9日に行われるパレードに参加するだろう。それゆえ、心配することはない。このテーマについては、すでに大統領府が述べている。ルカシェンコ大統領は、8日にはモスクワに滞在し、この日に計画された一連の行事に出席する。その後、すでに大統領自身が述べたように、ミンスクでのパレードに参加のため出発する。ベラルーシの軍人達は、CIS諸国ばかりでなく一連の他の国々の軍人達と並んで5月9日のパレードに参加するだろう。」

ロシア政府は、ウクライナに国連の平和維持部隊を置く意味はないと考えている。


「ロシア政府は、それを望んでいない。なぜなら、今キエフ当局が提案し、彼らによってなされていることすべてが、あたかも特別に国を分裂させる方へと向けられているように思えるからだ。彼らはドネツク及びルガンスク両共和国の首を絞め、そもそもこの地域をウクライナ国家の構成体から除外しようとしている。」


このように述べたラヴロフ外相は、次のように指摘したー


「社会的経済的な封鎖、社会福祉手当ての支払い中止、ドネツク及びルガンスク両共和国との対話拒否声明など、そうした方向に向けられたものだ」。

End of Warsaw Pact dealt blow to fragile order in Europe - French govt official ― RT SophieCo

Europe is beset by crisis and the standoff with Russia over Ukriane is testing the unity of European Union, as the states are growing tired of the financial troubles. Will the EU hold together? What will help the union to stay firm? Why the economic might of Europe goes through the uneasy days? We ask these questions to former French Interior Minister Jean-Pierre Chevenement on Sophie&Co today.

アングル:米FRB、資産運用会社の流動性懸念 解約殺到が焦点 | Reuters

市場が動揺してミューチュアルファンドなどに解約申し込みが殺到した場合、業界は持ちこたえられないのではないか──。米連邦準備理事会(FRB)幹部らはこうした懸念を募らせ、約10年ぶりの利上げに際して市場を動揺させることがないよう、市場との対話に腐心している。


米国の資産運用業界はブームに沸いている。FRBにとって最大の心配事は、裏付け資産が不十分でパニック時の解約殺到に応じられないファンドが出てくるのではないか、という点で、表立ってこうした懸念を口に出す場面も増えている。流動性の欠如は急激な価格変動を招き、投資家と経済全体を危険にさらすだろう。

FRBにとって悪夢のシナリオは市場を驚かせ、投資家を流動性リスクにさらし、金利の急騰を招くことだ。


フィッシャーFRB副議長は先月の講演で、「一部のオープンエンド型ミューチュアルファンドは毎日資金を引き出せる特権を提供する一方で、売却と決済により長い時間を要する資産に投資している」と指摘した。


タルーロFRB理事とアトランタ地区連銀のロックハート総裁もここ数カ月、流動性をめぐり同様の警告を発している。


資産運用会社は自らの安全性を主張する。しかしFRB幹部らは、この業界への資金流入の大きさと集中度合いに着目する。一例が2002年に登場した債券の上場投資信託ETF)で、グリニッチ・アソシエーツによると13年には2460億ドル規模に達した。


ニューヨーク連銀のダドリー総裁は今週、金融危機の記憶が薄れるにつれ、投資家の間で流動性の高い資産を保有する傾向が低下したと警告。「金融環境が大きく引き締まった場合」、FRBは利上げを遅らせたり、ペースを落とす可能性があると述べた。


もっともダドリー総裁は、「いつ金利正常化が起こるにせよ、それがだれかを大きく驚かせることになれば、それこそ驚愕する」と述べ、FRBとして利上げについて可能な限り明確に説明していく方針を示した。

ドイツ銀行は4月のノートで、「FRBの政策変更その他のショックに反応し、流動性の高い市場が瞬く間に流動性を失いかねない」と分析。そうなれば、バーナンキFRB前議長が2013年に早期のQE縮小を示唆して市場を混乱に陥れた「テーパータントラム」の再来になりかねない、と警鐘を鳴らした。

焦点:日銀が大手行考査2年に1回へ、リスクの早期把握へ体制強化 | Reuters

日銀は、金融システムにおけるリスクの分析力強化と考査・モニタリング体制の整備に着手した。その中で、金融システムへの影響が大きい金融機関に対しては、これまで3年程度に1回だった考査の周期を2年程度に短縮することも検討する。近年の邦銀による積極的な海外業務展開によって、リスクがグローバル化・複雑化していると判断。リスクの早期把握に全力を挙げる。

日銀は2%の物価目標達成に向け、量的、質的金融緩和(QQE)を推し進めているが、バブルの兆候など金融面での不均衡は生じていないと判断。金融システムは「安定性を維持している」と認識している。


もっとも、国内の超低金利環境の長期化や企業の信用力改善などを背景に、大手行を中心に海外業務展開が積極化、金融機関全体としてリスクテーク姿勢の強まりがみられると現状を分析。


また、利ザヤ縮小で地域金融機関の基礎的収益力が一段と低下し、金融システムが抱えるリスクは多様化しているとみている。


こうした環境変化を踏まえ、て日銀では、金融システムの多様なリスクを早期に把握し、そのリスクが顕在化しそうな場合に迅速に対処できるよう、金融情勢の分析力の強化や、リスクの大きさに応じたメリハリのある考査・モニタリング体制の整備を進めることにした。

具体的には、マクロ経済や市場動向を踏まえた金融システムの分析に、考査・モニタリングで得た情報を新たに融合させ、半年に1回作成している「金融システムレポート」で、金融システム全体や金融機関経営における課題を新たに抽出。


そこで示された課題を、考査とオフサイトモニタリングの重点項目に位置づける仕組みを導入する。


従来から日銀の強味とされてきた分析と、考査・モニタリングとの連携を強化することで、多角的な金融情勢の把握に役立てる方針。

22日に公表した2015年4月の同レポートでは、金融機関経営の課題として、1)金融機関の積極的な国際業務展開に伴う与信管理や外貨の安定調達、2)大手金融機関におけるグローバルかつ複雑なリスクの把握やストレステストによる検証など「システミックな重要性への対応」、3)地域金融機関の基礎的収益力の低下への対応━━などを挙げた。


これらの課題に基づいて実施する2015年度の考査とオフサイトモニタリングでは、特にリスクが顕在化した場合に金融システムに大きな影響を与える可能性がある大手金融機関の実態把握を強化する。

金融経済情勢の変動などストレスが発生した場合の影響と対応を点検するとともに、経営者との対話も重視。これまで3年程度に1回だった考査を2年程度に1回の頻度とすることも検討する。海外拠点の臨店調査についても、人員や期間を拡充する方針だ。

一方、金融システムが全体として安定を維持する中、地域金融機関についてはオフサイトモニタリングの比重を高める方向。中でも収益力の点検に力を入れる。


金利上昇などダウンサイドリスクを含めた複数のシナリオに基づき、先行き3年程度の収益シミュレーションを継続。人口減少に伴う営業基盤の縮小などを見据え、10年程度を展望した収益見通しについても、経営者との対話をスタートする。

黒田東彦総裁は4月9日の記者会見で、物価と金融システムの安定を「車の両輪」と位置づけ、「今、両者が矛盾するような状況にはなっていない」と語った。そのうえで、金融システムに問題に生じる可能性が出てきた場合に「まず考えるべきはマクロプルーデンシャルな対応であり、中央銀行としては物価の安定を第一義的に考えるべき」との論調が国際的な流れと説明した。


日銀が進める大規模な金融緩和については、金融面の不均衡など副作用をもたらすリスクが、内外の市場関係者の中からも指摘されている。


金融システムが抱えるリスクの早期把握とともに、金融庁とも連携を深めながら、金融機関への注意喚起を含めたマクロプルーデンス手段の活用も視野に入れた体制を整備し、物価目標実現に万全の態勢を敷く狙いがありそうだ。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150416#1429181016
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150408#1428489755
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150214#1423910645
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140806#1407322163
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140715#1405422204
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140703#1404384150

リフレ派理論の崩壊明らか、黒田総裁の自信は自縛に=池尾慶大教授 | Reuters

池尾和人・慶応大学教授はロイターのインタビューで、日銀の量的・質的金融緩和(QQE)の理論では、一般物価は貨幣量で決まるため原油安には左右されないはずと指摘。足元で物価上昇率が鈍化しているのは理論が当てはまっていないためであり、日銀はロジックを総括すべきだと語った。


追加緩和をしてもその限界的効果は薄れており、インフレ期待に働きかけるコミュニケーション戦略も、市場に過度な期待を持たせることで自縄自縛になりかねないとみている。


インタビューは23日に行った。

<リフレ派理論は実現せず、日銀は総括必要>


QQE導入から2年が経過、現状をみると、消費税率引き上げの影響を除いた物価上昇率は再びゼロ%程度で低迷している。池尾氏は「QQEの理論が現実には当てはまっていないことが明らかだ」と指摘。実現していない理論が2つあるとみている。


まず、「岩田規久男副総裁が提唱していたロジックでは、原油安というのはあくまで相対価格であり、一般物価水準は貨幣数量で決まるという主張だったはず。現在、物価上昇が鈍化している背景について原油安を言い出すのであれば、総括が必要だ」と指摘する。


いわゆるリフレ派の理論は、原油価格が下落すればその分余裕のできた支出を他のモノやサービスに回すことで、全体の物価水準は下がらないとされる。この物価水準を規定するのはあくまでマネーの量だとする。岩田副総裁が就任前に主張していたのは、ベースマネーの供給量を80兆円程度に増やすことで、物価上昇が可能になるというものだった。


もうひとつは、「消費税率引き上げによる景気低迷も、追加緩和によりキャンセルできると言っていたはずだが、これも打ち消せたとは言えない」という点。「論理を一貫させるのであれば、緩和が足りないということになる」と指摘する。


池尾氏は以前から「ゼロ金利制約のもとでは、量的緩和の追加的な効果は乏しい」と主張してきた。「日銀は、QQEは有効だと主張してきたが、実際には反証されたということ。貨幣供給量を増やせば物価を動かすことは容易だという理論が誤っていたのなら、変更するべき。株価が上がったからそれでいいという話も理解できなくはないが、それで済まされないのではないか。そこは論理を再点検してほしい」と語る。


<期待インフレ率への働きかけに危うさ>


黒田東彦総裁は期待インフレ率に働きかけることで2%の物価目標を達成しようとしているが、池尾氏はその手法にも疑問を呈する。


「(物価目標達成への)強いコミットメントと、それを裏付けるためのベースマネーの大量供給の2つにより期待インフレ率を引き上げ、実質金利を低下させるというのが、日銀の理論だ。しかしゼロ金利貨幣乗数カニズムが働かない状況下で、ベースマネーを増やすとなぜ期待インフレ率が上がるのか、コミットさえすれば期待インフレ率が上がるのか、その論理は私には理解できない」という。


その期待インフレ率自体についても「19日のミネソタでの講演で黒田総裁はインフレ予想自体、その測定や形成について明確な知見がないと認めている。にもかかわらず、中央銀行が物価目標に強いコミットをすれば、人々の期待はそれに沿って形成されていくというような、とても断定的な言い方をしている」と指摘。


ただ、期待インフレ率自体のロジックが崩れると、QQE全体が成り立たなくなってしまうため、池尾氏は黒田総裁が2%の物価目標に自信たっぷりに振る舞うことには理解を示す。しかし「それが中央銀行に対する過度な期待を持たせることになるなら、このコミュニケーション戦略はかえって日銀を自縄自縛に陥らせることになりかねず、ジレンマがある」とみている。


さらにQQE継続の副作用として「市場機能の劣化がはっきりと出てきている」とし、財政政策への影響も大きいと指摘。黒田総裁自らが「デフレを脱却した際には金利も上がる」と警告しているように、「公的債務が余りに巨額なために、わずかな金利上昇でも債務残高GDP比率に与える影響は非常に大きくなる」という。


長期金利が上昇した際に、抑制ないし安定させることができるのかどうか。出口戦略は重要になるのだが、そこは曖昧なままになっている」と懸念している。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150423#1429785542
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150420#1429526233
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150419#1429440337
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150415#1429094199
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150414#1429008069

ニトリ 東京・銀座に高価格商品の新店舗 NHKニュース

ニトリ」が新店舗をオープンしたのは、東京・銀座の「プランタン銀座」の6階で、会社としては銀座での出店はこれが初めてです。
この店舗では主に若い女性をターゲットに、10万円を超えるソファーや9000円台のクッションなど、会社の従来の売れ筋商品と比べれば、品質を上げた分、価格が高い商品を多く扱っています。
ニトリは、これまで主に郊外の店舗で低価格を売りに業績を急拡大させてきましたが、その一方で、数年前からは価格が高くても品質がよい商品の売り上げが伸び始めているということで、株高や賃上げの動きを背景に今後も需要が見込めるとしてこの分野を強化していく考えです。
ニトリホールディングスの似鳥昭雄社長は「当面は賃上げなどで収入に余裕のできる人が増えるので、そうした需要に応えたい」と話していました。
品質を上げた分、価格を高くした商品は、外食チェーンやコンビニでもこのところ売り上げが好調なものも出てきていて、今後、こうした動きが広がるかが注目されます。

衆院選1票格差は「違憲状態」札幌高裁 NHKニュース

去年12月の衆議院選挙を巡っては、選挙区ごとの1票の価値に最大で2.13倍の格差があり、投票価値の平等を保障した憲法に違反するとして、弁護士などのグループが全国すべての小選挙区で選挙の無効を求めています。
このうち、北海道のすべての小選挙区を対象にした裁判の判決で、札幌高等裁判所の佐藤道明裁判長は「選挙の前に全国で小選挙区を5つ減らす『0増5減』の改正が行われ、1票の格差は2倍を僅かに下回ったが、そのほかの選挙区では以前の区割りが維持されたため、選挙の当日には再び2倍を超えた。区割りの改正は最低限のものにすぎない」として、憲法が求める投票価値の平等に反する「違憲状態」だったという判断を示しました。
一方で、「国会は選挙制度調査会に諮問して制度の見直しの検討を続けており、格差是正に向けた取り組みが合理的な期間内に行われなかったとは言えず、憲法違反とは言えない」として選挙の無効は認めませんでした。
原告の弁護士グループは、判決を不服として最高裁判所に上告しました。
去年12月に行われた衆議院選挙の1票の格差を巡る一連の裁判では、「憲法違反」の判断が1件、「違憲状態」が12件、憲法に違反しない「合憲」が4件となりました。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150327#1427452807

日本の馬出走の海外馬券 購入可能に NHKニュース

24日の衆議院本会議で全会一致で可決・成立した改正競馬法は、JRAや地方競馬農林水産大臣が指定した、日本の競走馬が出走する海外でのレースの馬券を販売できるようにするものです。
これはフランスで開催される「凱旋門賞」など海外の重賞レースに、日本の競走馬が出走して上位になるケースが出る一方、現在の競馬法では、海外のレースについてはJRAなどが馬券を販売できず、売り上げの減少が懸念されているためです。
農林水産省によりますと、改正競馬法による海外のレースの馬券の販売は、早ければ平成28年度から始まる見通しです。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150412#1428836438

チリ 非常事態宣言で再噴火警戒呼びかけ NHKニュース

チリの首都サンティアゴから南におよそ1000キロ離れた標高およそ2000メートルのカルブコ火山は、22日から23日にかけて2回にわたって噴火し、噴煙は上空およそ1万5000メートルにまで達しました。
火山からおよそ15キロ離れた町では、空に火山灰が舞って辺り一面が薄暗くなり、道路や自動車の上に灰が数十センチ降り積もるなど、影響が広がっています。
チリ政府は、半径20キロ以内に住むおよそ4400人の住民のほとんどを避難させたということで、今後、新たな噴火が起きるおそれもあるとして、非常事態宣言を出して警戒を呼びかけています。
また、火山灰は風に乗って隣国アルゼンチンの西部にも到達していて、町じゅうが白っぽい灰に覆われ、住民はマスクやめがねを着けて生活せざるをえない状況です。呼吸器系の健康被害や水の汚染などの影響がチリからアルゼンチンまでの広い範囲で懸念されています。