https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

http://image.2chlog.com/2ch/live/livenhk/image/1458217428-0125-001.jpg
http://image.2chlog.com/2ch/live/livenhk/image/1458217428-0285-002.jpg
http://image.2chlog.com/2ch/live/livenhk/image/1458217428-0446-001.jpg

NW9

今年の米大統領選の主要候補らが遊説で使う語彙(ごい)や文法のレベルは、6〜8年生(11〜13歳に相当)の児童・生徒に相当するとの研究結果が発表された。中でも最もレベルが低かったのは、共和党の指名候補争いで首位を走る不動産王のドナルド・トランプDonald Trump)氏だという。


 研究を行ったのは、米ピッツバーグ(Pittsburgh)のカーネギーメロン大学Carnegie Mellon University)言語技術研究所(Language Technologies Institute)。分析の結果、共和党のトランプ氏やテッド・クルーズ(Ted Cruz)氏、民主党ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏、バーニー・サンダース(Bernie Sanders)氏が、選挙運動が進むにつれてより簡潔な言語を使うようになったことが分かったという。


 今年の大統領候補らの文法はおおむね6〜7年生レベルだったが、トランプ氏は6年生レベルをわずかに下回った。なお、言葉の使い回しがしばしばやゆされていた共和党ジョージ・W・ブッシュGeorge W. Bush)前大統領の文法はこれより低い5年生レベルだった。一方、米国で最も偉大な指導者の一人とされる共和党アブラハム・リンカーンAbraham Lincoln)大統領が使っていた文法は11年生相当だった。


 語彙レベルについては、リンカーン大統領や、ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)氏、ビル・クリントン(Bill Clinton)氏、ブッシュ氏ら歴代大統領とバラク・オバマBarack Obama)現大統領は、いずれも8年生以上だった。これに対し、今年の大統領候補らの語彙レベルは、トランプ氏の7年生からサンダース氏の10年生までの間でばらついていた。


 研究に取り組んだ大学院生のエリオット・シューマッカー(Elliot Schumacher)氏によると、トランプ氏とヒラリー氏の演説は最もバリエーションに富んでおり、聴衆に合わせて発言の内容を変えることを他の候補者よりも意識していることが分かるという。

http://image.2chlog.com/2ch/live/liventv/image/1458225397-0945-001.jpg
http://image.2chlog.com/2ch/live/liventv/image/1458225397-0958-001.jpg

ZIP!


https://pbs.twimg.com/media/CdyRy0SUkAEClkZ.jpg:orig
https://pbs.twimg.com/media/CdyRy0RVAAAGbuj.jpg:orig

https://pbs.twimg.com/media/Cd0mS7dUYAAAqN5.jpg:orig
https://pbs.twimg.com/media/Cd0mTJUUMAAwrI9.jpg:orig
https://pbs.twimg.com/media/Cd0mTDAUkAAtotX.jpg:orig
https://pbs.twimg.com/media/Cd0mTJZUEAAlSTr.jpg:orig

https://pbs.twimg.com/media/Cd0l1zOVAAEO49S.jpg:orig

デートしちゃった^ ^|曽田茉莉江オフィシャルブログ

そして!
さおちゃんが大好きなクロワッサンのお店に連れてってくれました(^ ^)

前にさおちゃんが
ブーマーズで紹介したお店

李セドル九段とアルファ碁の戦いの素晴らしさについて - ヨダログ
最終局についての僕の見解 - ヨダログ
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160317#1458211768
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160316#1458125529
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160313#1457865804

#AI


そう、oomiya各店で20万円(税込)以上の時計をご購入いただいたお客様に、オリジナル時計ボックスをプレゼント!

中には5つ時計を保管していただけるようになっています。毎朝今日はどの時計を着けていこうか…と悩んでみたいですね!
選んだら再び、カチャリ…と大切に鍵を閉めておいてくださいね。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160309#1457520148


 時計製造を基幹産業のひとつとするスイスにとって「Swiss Made」をいかに守っていくかという重要な課題がある。機械式やクオーツであれば国内生産のムーブメントが維持できるが、スマートウォッチになってしまってはプロセッサーとOSをスイス以外に握られた格好であり、「Swiss Made」の第一条件であるムーブメントのスイス製が守れないというジレンマがある。仮に半導体製造を国内化できてもOSのほうはもっと厄介と言えるだろう。こうした課題も含めて、時計の世界には、機械式からクオーツ化の大きな波に等しい半導体化の波が起ころうとしている。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160317#1458211770
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160311#1457694331

ビジネスパーソンも意識すべき日本と世界の深刻な「時間格差」 川本裕子・早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授|DOL経営解説委員会〜経営の達人が教えるリーダーの教養|ダイヤモンド・オンライン

 まず、世界との時間の「ずれ」についてです。通信社などでは、たくさんの翻訳者やマルチリンガル記者を抱えて、一瞬のうちに、世界のニュースを日本語で配信します。しかし、多くの人が使う英語から日本語になるのには、たとえ数十分、あるいは数分だとしても「翻訳する」時間がかかります。分析的な記事や複雑な出来事だと、もっと時間差があります。瞬時を争うビジネスマン、ビジネスウーマンの世界では、英語オリジナルからすぐに情報を得るべきでしょう。


 それでもニュースであれば、せいぜい数時間の遅れだと言えるかもしれませんが、世界で話題となった本の日本語への翻訳には随分時間がかかっています。たとえば、日本では2015年にブームになった、トム・ピケティの『21世紀の資本』は、もともと2年前の2013年にフランス語で出版されました。2014年3月に英語版が発売された時点で、すでに世界各所で大論争を生んだのです。2014年12月の日本語版発売時には、世界の議論はかなり収束していた気配もありました。

 最近、アカデミー賞の発表がありました。日本ではアカデミー賞のノミネート時点はおろか、受賞時点でも映画が公開されていない場合もあります。今年はレオナルド・ディカプリオが主演男優賞、ブリー・ラーソンが主演女優賞をとりましたが、彼らの出演作を含め、受賞4作品がそろって未公開でした。


 つまり、日本ではアカデミー賞作品を映画館で見る場合には、必ず受賞作だと知って見ることになります。「どれがよかった」「自分ならこの作品と俳優が受賞すべきだと思う」という楽しみは、日本にはありません。


 私にとって映画は、国際的な共通話題としても重要ですが、国際線の飛行機で運よく最新作に出合わない限り、新作映画に関する会話にも参加できません。

 海外のヒット・テレビドラマも、日本に入ってくるのは2年経ってから、などということもざらです。日本で待っているとはるか先になってしまうので、私などは待ち切れずに本国からDVDを買ってしまったりします。


 20世紀初頭から1920年代までの英国の階級社会の変容を描いた海外版大河ドラマ『ダウントンアビー』は、世界中で1億5000万人が視聴した大ヒット作になりました。「執事(バトラー)ブーム」なども巻き起こし、ロシアや中国、中東などでバトラーの需要が高まり、バトラー養成学校が流行ったりして、話題を呼びました。昨年末でシリーズは完結していますが、日本では今3年前のものしか視聴できず、国際的な趨勢からは隔絶しています。

 しかし、「翻訳」がつくり出す「ずれ」には常に敏感であるべきでしょう。翻訳では、内容が100%正確に転換されるわけではなく、言葉が変わることで自国のコンテクストで物事を理解する、ということになりがちなのです。翻訳では100%正確な転換が無理なので、自国の似たような言葉を引用せざるを得ないということもあります。


 それはまた、翻訳をする人が独自の世界を創り出す可能性が大きいということです。文学ならばそれもまた意味のあることかもしれませんが、政治・経済・社会といった社会科学について、自国なり自分の価値観を多く移入した翻訳は、正確な理解を阻む可能性も大きくなります。


 以上、まとめて言えば、完璧な翻訳というものはない、ということです。異なる言語を使う人々の間では、世界の見え方まで違います。認知心理学者によれば、言語によって世界の切り分け方が異なり、言語の違いは人間の認識・思考に影響を与えているといいます。


 わかりやすい例は色の認識です。青と緑を区別しない言語、また2つの色しか識別しない言語があるそうです。またイギリス人にとっての「オレンジ色」、フランス人にとっての「黄色」は範疇が広いので、日本人にとっての「茶色」が彼らには「オレンジ」や「黄色」と認識されているそうです。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160317#1458211765
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160316#1458125533

僕が「カリスマ経営者」のマネをしない理由 「何もしない」リーダー論対談(2)米山久氏(エー・ピーカンパニー)|最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!|ダイヤモンド・オンライン

どんな火加減で、何秒焼くなど、レシピを仮説検証しながら1000本焼く。1000本に届くまではお客さんに無料で提供します。1000本焼いていいものができるかどうか確証はないけれども、やってみる。お客さんには、まだお金をいただくレベルじゃないんでどうぞ食べてください、感想を聞かせてください、とお願いする。


それを繰り返し、繰り返しやっていく。1000本焼いたときにやっと我々の骨付きのモモ焼きのスタイルができる。正しいかどうかわからないけど、方法があるならやりながら検証する、それが、エー・ピーカンパニーらしさ、です。

マニュアルに頼るような組織になっちゃうとダメ、というのが、基本的な考え方で、決めているのは最低限の基準だけです。


マニュアルがすべてだと個人の成長もそこで止まってしまう。お客様に迷惑をかけないための最小限のルールがマニュアルで、それ以上の「感動」を提供できるよう、社員教育しているつもりです。社員、アルバイトも含めて自由度があるのがうちの良さでもあり、そこをなくしてしまうようなマニュアルでは逆効果です。

料理のレシピに関しては、たとえば地鶏の炭火焼のマニュアルはこの十数年で進化していきました。今あるマニュアルというのはあくまで「ストライクゾーン」。しかも、そこからはみださないようにする、というのではなく、各店長、各料理長が、ストライクゾーンを狭めていくための工夫をする。十何年、何百人とかかわってきた料理長がもっと上質なものを提供しようと努力を重ねながら、マニュアルをバージョンアップしてきたのです。


そういう形で今のマニュアルよりいいものができればどんどん進化させるというのが、本当の意味でのマニュアルであり、ノウハウです。

苦しむのではなく、感動しましたね。一人でやれることには限りがあるけれど、人を巻き込んで、チームで仕事をすることでここまで大きな成果をあげられる、と分かった。人を巻き込んでいったら、自分でも想像つかないような世界が広がっていって、すごく楽しいということに気付きました。

僕自身は、助けてあげたい、という感じではなく、「消費者に一番近いところにいる僕たちが『つなぐ』役割を担うことで、第一次産業を支えるべきであり、そうする必要があると思うから」ということですね。それが僕の大きなモチベーションになっています。

エー・ピーカンパニー広報担当者】米山本人は気づいていないと思うんですけど(笑)、社長を見ていていつも感じるのは、生産者に対しても、社員に対しても、圧倒的な責任感を持っていることです。それが、生産者の方々や、社員の気持ちをひきつけているのではないでしょうか。

【広報担当者】生産者に対しても、助けようというより、巻き込んでしまったのだから店舗を増やしてスケールメリットでお返しをしたい、という気持ちが強い。
自分の言葉を信じて入社を決意してくれた新卒社員に対して、入社式で語りかけるのは「おめでとう」ではなく、「ありがとうございます」です。

【米山】あたりまえだと思うんですよね。雇ってあげているとか、生産者から買ってあげているという気持ちはないですから。

【米山】そうですね。新しい価値観を産んでいく、世の中を変えていくという想いで、それを伝えていく感じ。

【米山】参考にすると自分に自信なくしちゃうんでよね。会社の数字が落ちてきたときなんかに、鈴木敏文さんや柳井正さんの本を読んだりするんですが、読めば読むほど自信がなくなる(笑)。
ロジカルな考え方で勉強になりますし、部分的には参考になりますが、僕が同じことをすると僕の良さは消えてしまう。人を巻き込んでいくという、僕らしさは大事にしたいと思うんですよね。


一方で、義憤がモチベーションになることもあります。遊んでいる経営者とか、ちょっと威張っている経営者をみて「薄っぺらい」と感じることがあって…。そういう義憤を覚えることは、モチベーションにかえるようにしています。

【米山】そうですね。キャリアプランとしても会社の採用の入り口の設計としても大事なことです。


新卒で入って2〜3年の社員は、みんなが遊んでいる週末や平日の夜、居酒屋の現場に立つのが現状で、それが10年経っても変わらないとなれば、よほど好きな人でないかぎり、夢を持って働き続けることは難しいと思います。


そこで、まずは居酒屋の現場を経験し、経営者の勉強をして、その次の3年後、5年後に何をするかというキャリアプランを少しずつ用意しているのですが、本当はもっと急がねばなりません。


というのも、いい人材はメーカーや商社などの二次産業に流れやすく、三次産業の外食産業にはなかなか優秀な人材が入ってこない。三次産業は直接お客さんと触れ合って、最も付加価値を産める場所であるはずなのに、そういうチャンスがある場所に優秀な人材が入ってこないというのは、食産業全般における、構造的な問題なのです。その構造を変えていく必要があります。

【米山】今の若者たちは、日常のささいな出来事の積み重ねに幸せを感じる。そういった価値観に合ったキャリアプランを少しずつ用意し、若い人たちを巻き込んでいくことで、やるべき価値のあること、仕事の意味が見えてくるのかなと思うんです。

起業はチームでしたほうが成功する|10億ドルを自力で稼ぐ人は何を考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか|ダイヤモンド・オンライン

世界的コンサルティングファームのPwCがビリオネア(10億ドル保有者)を調査したところ、自分とは正反対の人と組んで起業した会社のほうが、1人で起業した会社よりも成功しやすいということがわかった。

 ビリオネアには孤高の天才のイメージがつきまとう。カリスマ的人物がずば抜けた才能で事業を成功に導く、というストーリーがわかりやすくて魅力的だからだろう。


 ところが実際のデータを見ると、ビリオネアはけっして孤独ではない。孤高の天才のように見えるビリオネアの陰には、かならず実務に長けた相棒が存在している。


 多様なものを組み合わせてひとつの大きなアイデアをつくりあげる人がいれば、大きなアイデアを細部に分解して実行可能な単位に落としこむ人がいる。ビジネスを成功させるためには、その両方の才能が不可欠だ。


 ビリオネアは自分の対極にある人と組むことで、足りない能力を補完する。そうすることで互いの強みを生かしながら、1人では成し得なかったほどの大きな仕事を実現するのだ。

イノベーションを生み出す環境づくりは、シリコンバレーよりフィレンツェに学べ | HBR.ORG翻訳マネジメント記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

 世界の次なる偉大なイノベーション・ハブを立ち上げたければ、もっと古くて、はるかに卓越した天才たちの集積地に目を向けるほうが賢明だ。すなわち、ルネサンス期のフィレンツェである。


 このイタリアの都市国家は、偉大な芸術と輝かしいアイデアを爆発的に生み出した。その勢いは過去にもそれ以降にも世界に類を見ない。イノベーションの温床であった彼の地は、500年前もそうであったように、今日でも通用する貴重な教訓を与えてくれる。そのいくつかを以下に示す。

フィレンツェメディチ家による才能発掘の手腕は伝説的であり、その慧眼で選んだ相手に惜しみなく財を投じた。特に、本名よりも「豪華王ロレンツォ」として知られるロレンツォ・デ・メディチがそうだった。


 ある日、ロレンツォがフィレンツェの街を散策していると、年の頃14ほどの少年が目に留まった。彼はローマ神話に登場する半人半山羊ファウヌスの像を彫っている。ロレンツォの目を釘付けにしたのは、少年の才能に加えて、精度にこだわり抜くその姿勢であった。


 ロレンツォはこの若い石工を招いて自分の屋敷に住まわせ、自分の子どもたちと一緒に作業をさせ、学ばせた。それは桁外れの投資だったが、見事に報われることになる。少年の名は、ミケランジェロといった。


メディチ家は無分別に財を注いだのではない。天才の卵を発見した時に、計算されたリスクを取り、気前よく財布の紐を緩めた。現代の都市や組織、そして富裕層はこれと同様のやり方をする必要がある。慈善行為としてではなく、社会共通の利益への投資として賢明な判断の下に、新しい才能に援助すべきである。

 現代の文化では、経験よりも若さのほうが重んじられる傾向がある。そして昔ながらの学び方に従う忍耐力が、次第に失われている。野心溢れる若い起業家は重役室などいらないと考えており、重役たちから教えを受けることなど望まない。


 だが、ルネサンス期のフィレンツェで活躍した発明家たちの経験に照らせば、これは誤りといえる。芸術や文学で不朽の名声を築いた偉人たちの中には、みずからすすんで師の下で苦労を積み、その熟練の技を修得した者もいる。


レオナルド・ダ・ヴィンチは、通常よりもはるかに長い丸10年の間、アンドレア・デル・ヴェロッキオの工房で徒弟奉公した。芸術に優れ、商才にはもっと秀でていたヴェロッキオは、非嫡出子として生まれたこの若き芸術家に目覚めつつある、天賦の才を当然見抜いた。にもかかわらず、他の弟子たちと同じく一番下から始めさせることにこだわり、床掃きやニワトリの籠掃除をさせた(油性の塗料が登場する以前は、ニワトリの卵を使ったテンペラと呼ばれる塗料が一般的だった)。そして徐々に、大きな責任を担わせるようになり、やがてヴェロッキオ自身の作品の一部を描くことさえ許した。


 なぜ、ダ・ヴィンチはこれほど長く徒弟に留まっていたのだろう。その気になれば他での仕事を簡単に見つけられたはずだが、彼は、埃だらけの混沌とした工房で修得する経験を明らかに重んじていたのだ。


 対照的に、現代のメンター制度は、公共部門であれ民間であれ、その多くがリップサービスでしかない。それよりもダ・ヴィンチの時代のように、メンターと被指導者の間に有意義で長期的な関係を培う必要がある。

ローマ教皇ユリウス2世が、システィーナ礼拝堂の天井画の制作者を検討していた時、ミケランジェロはその有力候補ではまったくなかった。メディチ家の後ろ盾のおかげで、ミケランジェロは、フィレンツェだけでなくローマでも彫刻家として名が通ってはいた。だが絵画の経験は小さい作品に限られ、しかもフレスコ画の技法にはほとんど通じていない。それでも教皇は、この不可能とも思える任務に関しては、経験よりも才能と可能性がより重要であると確信していた。そして、彼の正しさは証明された。


 ユリウス2世のその考え方は、現代人といかにかけ離れていることだろうか。私たちは通常、重要な任務を人や会社に任せる時、以前に似たような仕事をした経験を持つ相手を選ぶ。しかしもっとよい方法は、ユリウス2世を見習うことだ。困難な任務を託す相手は、一見最適とは思えなくてもよい。別の分野で卓越した能力を発揮していて、よりイノベーティブなやり方で成功できそうな逸材を選ぶのだ。

 壊滅的な出来事から驚くべき収穫がもたらされる場合があることを、フィレンツェは私たちに思い起こさせてくれる。この地で黒死病が多くの市民の命を奪ってから、わずか数十年後、しかもそれが一因となってルネサンスが花開いたのだ。疫病のあまりの威力によって、固定的な社会秩序が揺るがされることになり、新たに生まれた流動性が芸術と知の革命に直結した。


 古代アテネも同様に、ペルシア人に侵攻された後に繁栄期を迎えた。大混乱期の後には必ずといってよいほど、創造性が呼び起こされる。イノベーターはこの教訓を我がものとすべきであり、常にこう自問する必要がある。「ここからどんなプラスが見出せるだろうか。この災難の只中にあって、どこにチャンスが隠れているだろうか」と。

ルネサンス期のフィレンツェは、競争と確執で溢れていた。当時の2大巨匠、ダ・ヴィンチミケランジェロは仲が悪かったが、そのライバル意識がおそらく原動力となり、ともにあれほど素晴らしい作品を生み出したのだろう。


 ロレンツォ・ギベルティとフィリッポ・ブルネレスキの数十年にわたる確執も、同じ効果をもたらした。フィレンツェにあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂の扉(「天国への門」)の制作者選考で、ギベルティに敗れたブルネレスキは、ローマへと旅立ちパンテオンなどの古代建築について学ぶ。そこで得た知見をフィレンツェに持ち帰り、同市のシンボルとなる歴史的建造物、ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)を建設した。


フィレンツェ人は、健全な競争には価値があることを理解していた。私たち現代人も同じように、「勝者」と「敗者」の両方が競争から恩恵を得ると認識するのが賢明だろう。

 当時のフィレンツェは民主主義制ではなかったが、指導者たちは新鮮な人材とアイデアを定期的に取り込むことの重要性を認識していた。


 ドゥオーモの丸屋根は、いまではフィレンツェの顔として中心部から街を見下ろしている。当時この部分の建設は、「オペラ・デル・ドゥオーモ」と呼ばれる管理委員会によって監督されていた。その規約では、委員会がどれほどうまく運営されていても、上層部のメンバーは数ヵ月ごとに交代するよう定められていた。創造活動は、現状への満足によってあっという間に、完全に損なわれてしまうことを委員たちは知っていたのだ。


フィレンツェ人(特にメディチ家)は、インスピレーションの源泉として異文化や過去にも目を向けた。古代ギリシャ・ローマの貴重な文献を探し求めて、広くさまざまな地域に使節を派遣した。これは安くはなかった。というのも、たった1点の文献が、現代に換算すると車1台の値段に相当したのだ。したがってすべての取引が慎重に判断され、潜在的価値が入念に検討された。


イノベーションとはアイデアの組み合わせであり、そこには新たな発想もあれば、借り物があっても構わない。そのことをフィレンツェ人は知っていたのである。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160317#1458211753
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160317#1458211754
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160317#1458211767
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160214#1455446634

安田純平さんは去年6月、シリアの内戦の取材のためトルコ南部からガイドとともにシリア側に入ったあと、行方が分からなくなっていましたが、16日、インターネットに安田さんを写したとされる映像が公開されました。映像をみずからのフェイスブックで公開したシリアの反政府勢力の活動家の男性は17日、トルコでNHKのインタビューに応じ、安田さんを拘束しているとされるアルカイダ系の武装組織ヌスラ戦線と直接、接触している仲介役の人物から映像を受け取り、公開するよう指示されたことを明らかにしました。
そして男性は、「仲介役の人物が3か月前に会ったとき、安田さんは体調を崩していたということだが、映像が撮影された16日の時点では健康状態は良好だと聞いている」と述べました。
そのうえで、この男性は、仲介役の人物から安田さんの解放に向けた交渉は行われていないと聞いているとしたうえで、「仲介役の人物は、ヌスラ戦線の目的は安田さんが無事なことと、彼らが拘束していることを日本政府に伝えることだと話していた」と述べ、ヌスラ戦線が映像を撮影した理由は、日本政府と交渉したいためだと説明しました。
この男性によりますと仲介役の人物はシリアの武装勢力に拘束された人を解放するための交渉の仲介を請け負っているシリア人のグループのメンバーだということです。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160317#1458211777


http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160316#1458125546
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160315#1458038655

これについて、アメリカ国防総省の当局者は、発射された2発のミサイルはいずれも中距離弾道ミサイルの「ノドン」とみられ、車両型の移動式発射台が使用されたとみているとしています。
韓国では、今月7日から韓国軍とアメリカ軍による過去最大規模の合同軍事演習が行われていて、北朝鮮は今月10日、スカッドミサイルとみられる短距離弾道ミサイル2発を日本海に発射するなどしています。
北朝鮮は、2年前の2014年3月の米韓の合同軍事演習の期間中にも同じスクチョン付近からノドンを発射していて、韓国国防省は、今回の発射も北朝鮮が軍事演習に反発したものとみて警戒を強めるとともに、さらなる挑発に対して万全の態勢を取ることにしています。

韓国国防省によりますと、18日午前5時55分ごろ、北朝鮮の首都ピョンヤンの北にあるスクチョン(粛川)付近から、「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイル1発が東に向けて発射され、およそ800キロ飛行して日本海に落下したということです。さらに、午前6時17分ごろにも、同じ場所から弾道ミサイルがもう1発発射されましたが、高度およそ1万7000メートルまで上昇したところでレーダーから消えたということです。
これについて、韓国国防省のムン・サンギュン(文尚均)報道官は記者会見で、「キム・ジョンウン第1書記が指示して、弾道ミサイルの能力向上のため発射実験のペースを速めている」という見方を示しました。
韓国軍とアメリカ軍による過去最大規模の合同軍事演習に反発する北朝鮮は、今月15日、国営メディアを通じて、キム第1書記が、核弾頭の爆発実験と、さまざまな種類の弾道ミサイルの発射実験を近く行うための準備を指示したと明らかにしています。
このため、韓国国防省は、北朝鮮が、より射程の長い弾道ミサイルを発射するなど、挑発をエスカレートさせる可能性があるとして、監視と警戒を一段と強化しています。

北朝鮮の動向を分析しているアメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究グループは17日、北朝鮮東部シンポにある造船所を、ことし1月27日と2月16日に撮影した衛星写真をそれぞれ公開しました。
それによりますと、いずれの写真にも造船所の岸壁に実験用の弾道ミサイルを搭載するとみられる潜水艦が停泊しているのが確認できるとしています。
しかし、1月にはあった工事用の大型クレーンが2月にはなくなっているとして、研究グループでは、過去2か月続いていた工事が完了したとみて、北朝鮮が潜水艦から発射する弾道ミサイルの開発を続けていると分析しています。
北朝鮮は去年5月、潜水艦から発射する弾道ミサイルの開発を進めていることを明らかにしましたが、実際にどこまで開発が進んでいるかは分かっていません。ただ、ことしに入り、国営テレビが水中からミサイルが発射されているような映像を放送したことなどから、日本やアメリカ、韓国などは北朝鮮が開発に力を入れているとみて警戒を強めています。

AP通信は、15日に実施された民主党の米ミズーリ州予備選はヒラリー・クリントン国務長官が勝利した、と報じた。バーニー・サンダース上院議員は敗北を認めたという。民主党ミズーリ州予備選は大接戦で、得票数が僅差となったため、勝者の確定に時間がかかっていた。

ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けて、15日に5つの州で予備選挙が行われた「ミニ・スーパーチューズデー」で、民主党ではクリントン国務長官が、重要な南部フロリダ州など4つの州で勝利しました。
しかし、残る中西部ミズーリ州では、クリントン氏が49.6%の票を獲得したのに対し、サンダース上院議員が49.3%で接戦となり、結果が出ていませんでした。
これについてアメリカメディアは17日、サンダース氏が票の数え直しを求めず敗北を受け入れたため、クリントン氏の勝利が確定したと伝えました。これによって、クリントン氏は5つの州すべてで勝利したことになり、指名獲得に向けて着実に前進しています。
ただ、若者を中心に支持を集めるサンダース氏は選挙戦から撤退しない構えで、2人の戦いは長期化する可能性もあります。
一方、ミズーリ州では、共和党でも不動産王のトランプ氏とクルーズ上院議員による接戦となり、結果が出ていない状態が続いています。

#米大統領選 #ヒラリー

#トランプ

#ロン・ポール


アメリカのケリー国務長官は17日、国務省で記者会見を開き、過激派組織ISが、イラクやシリアで、キリスト教徒や少数派のヤジディ教徒などを大勢殺害した行為を、アメリカ政府として、「大量虐殺」と認定したと発表しました。
具体的には、おととし8月、イラク北部の町シンジャルで、ISがヤジディ教徒の住民数百人を殺害し、さらに、多くの住民が避難した山岳地帯を包囲して、餓死させる危険にさらしたことなどを挙げています。
そのうえでケリー長官は「ISは、キリスト教徒だから、ヤジディ教徒だから、イスラム教のシーア派だからという理由だけで殺害している」と強く非難しました。
アメリカ政府が「大量虐殺」と認定するのは、2004年にアフリカのスーダンで世界最悪の人道危機と呼ばれたダルフール紛争以来となります。
ケリー長官は「認定することは重要だが、さらに重要なことは、こうした大量虐殺を止めることだ」と述べたうえで、国際社会と連携してISの壊滅を目指す姿勢を強調しました。
アメリカ議会下院でも今月14日、ISによる殺害行為を「大量虐殺」として非難する決議を採択して、オバマ政権に対応を強化するよう求めています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160315#1458038665

シリアのクルド人勢力は、内戦の混乱のなか、北部の広い地域を支配していて、過激派組織IS=イスラミックステートと地上で戦う主力として欧米とロシア双方の支援を受ける一方、最近は、反政府勢力とも戦い、支配地域を拡大しています。
クルド人勢力は、17日、シリア北部で会合を開いたあと、3つに分かれた支配地域を統合したうえで、大統領職と議会を設け、自治を始めると宣言しました。
これに対して、アサド政権は、「法的な根拠がない」と不快感を示し、反政府勢力も「シリア国民の意思を損なうものだ」として非難しました。
シリアの内戦を巡っては、終結を目指してスイスでアサド政権と反政府勢力の間で和平協議が続けられていますが、クルド人勢力は、隣国トルコなどの反対で、協議への参加を認められておらず、今回の自治宣言が、協議に影響を及ぼすことも予想されます。
また、トルコは公式の反応を出していませんが、この地域でクルド人が独立を求める動きに神経をとがらせていることから、現在続けているクルド人勢力への国境をまたいだ攻撃をさらに強めるとみられ、この地域の緊張が高まることも懸念されます。

ロシアのプーチン大統領は、17日、シリアでの空爆などの作戦に参加していた軍人を表彰する式典に、政権の幹部らとともに出席しました。
この中で、プーチン大統領は、シリアでの空爆について「シリアでテロを食い止め、疑う余地のないリーダーシップと、意思、責任を示した」と述べ、ロシアの役割を強調しました。
そして、今回の撤退はアサド大統領の同意を得て決めたとしたうえで、「シリアの合法政権への支援を続ける。財政援助や武器の供給、偵察情報の提供などでシリア軍に協力していく」と述べて、アサド政権を支援していく方針を示しました。
また、シリアで最新の地対空ミサイルシステムの配備を継続するとしたうえで、「必要となれば、数時間で状況に対応できる規模の部隊も派遣するし、あらゆる種類の武器も使用する」と述べ、戦闘が激しくなれば、シリアでの軍備を再び増強する考えを示唆しました。
プーチン大統領は、去年9月からの空爆の費用は330億ルーブル(日本円でおよそ530億円)に上ることを明らかにしましたが、軍事演習の予算を振り向けたため財政負担にはなっていないと説明しました。

Putin: Russia may deploy forces back to Syria ‘in mere hours’ if necessary — RT News

Meeting with Russian Armed Forces service personnel • President of Russia

ブラジルのルセフ大統領は、みずからの政治的な後ろ盾となってきたルーラ前大統領を官房長官に任命することを決め、17日午前、首都ブラジリアにある大統領府で就任式が行われました。
しかし、ルーラ氏は、国営の石油公社の汚職事件を巡って捜査の対象となっていて、市民がブラジリアの連邦裁判所に対し、ルーラ氏の官房長官への任命を無効とする仮処分を求める申し立てを行っていました。
就任式のあと、ブラジリアの連邦裁判所は「ルーラ氏が閣僚になれば、捜査機関などに不当な介入をしかねない」などと指摘して申し立てを認め、任命を無効とする決定を出しました。
このため、官房長官が不在の事態となっていて、ブラジル政府はこの仮処分を取り消すよう求める申し立てを行う方針を示していますが、野党などは、憲法解釈などを取り扱う連邦最高裁判所に、任命は無効だとする申し立てを10件行っているということです。
ブラジルのルセフ大統領は、経済が低迷するなか、厳しい政権運営に直面していて、ルーラ氏の閣僚就任を巡り、強く反発する野党側との対立によって、政治の混迷が増しています。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は17日、利下げなど最近実施した金融政策措置について、「他に選択肢はなかった」と欧州連合(EU)首脳に説明した。関係者2人が明らかにした。


ドラギ総裁はブリュッセルで開かれたEU首脳会議で、各首脳がすべき最も重要なことはユーロ圏の将来について透明性を提供することだと発言。直近の刺激策が市場のゆがみや金融安定性へのリスクをもたらすとの懸念について、預金者や保険業者、バンカーを安心させることでECBを支援してくれるよう首脳らに求めた。


同総裁は非公開で行われた首脳会議の経済に関するセッションの終了後に記者団に対し、金利を低水準にとどめ、必要に応じて「適切なあらゆる手段」を使うとしながらも、ユーロ圏の最大の脆弱(ぜいじゃく)性についてECBができることは多くないと指摘。「金融政策はこの数年間、景気回復を促す唯一の政策だったものの、ユーロ圏経済の幾つかの基本的な構造的弱さには対処できないと私は明確にした」と語った。


ドラギ総裁は首脳会議で、金融政策のみで達成できることには限りがあると述べ、財政余地を最大限活用し、雇用促進につながる構造改革を進めるよう促した。総裁はさらに、預金者に名目金利の水準ではなく実質金利に注目させる必要があり、銀行や保険会社は必要に応じて金融政策に各自のビジネスモデルを調整すべきだと語った。


原題:Draghi Said to Tell EU Leaders ‘No Alternative’ to ECB Rate Cuts(抜粋)

グリーンスパン米連邦準備制度理事会FRB)議長は米国のインフレ再来を経済にとっての問題として捉えていると発言、それに関して警戒を強める必要があると述べた。


2月の米消費者物価指数(CPI)は食品とエネルギーを除くコア指数が2カ月連続で予想以上に上昇。原油価格の下落やドルの上昇が一巡後、物価圧力が戻ってきた可能性を示唆した。


グリーンスパン氏は17日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「CPIは理想的な統計ではない。コアCPIでさえも使用するのに理想的ではない。しかし、インフレの問題が戻ってくるのを目にすることになると考えている」と述べた。


インフレ懸念が深まるべきかと問われると、「非常にその通りだ」とグリーンスパン氏は答えた。


原題:Greenspan Sees U.S. Inflation Re-Emerging as Key Economy Concern(抜粋)

#グロス

PIMCOの汚名返上なるか、物価連動債の投資家に希望が戻る - Bloomberg

物価と賃金の伸びが低調で商品価格が急落する中、TIPSはPIMCOやゴールドマン・サックス、ブラウン・ブラザーズ・ハリマンなど投資家の思惑を裏切り続けた。5年物の通常米国債とTIPSの利回り格差で、市場のインフレ期待の指標とされるブレーク・イーブン・インフレ率は2014年8月を最後に、米当局が物価上昇率の目標とする2%を付けていない。

原題:Pimco Seeks Vindication as Inflation Bets Start to Pay Off (1)(抜粋)

#PIMCO

プラザ合意に似た「上海合意」が存在する可能性、一部アナリスト指摘 - Bloomberg

先月の上海での20カ国・地域(G20)財務相中央銀行総裁会議以降の政策当局者の行動を根拠に、同会議では型通りの成長促進の確認だけでなく、公表されていない暗黙の合意がなされた可能性があるとの見方が出ている。


過去数週間に中国やユーロ圏、日本、米国、英国の当局者らは世界経済の悪化回避と外国為替市場の沈静化に向け、矢継ぎ早に措置を講じてきた。
こうした状況を受け、アナリストの中には、外為への協調介入を決めた1985年のプラザ合意や87年のルーブル合意に似た非公表の合意が上海であったと結論付ける向きもある。


パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のヨアヒム・フェルズ氏とジェフリーズのデービッド・ザーボス氏は、ドルがユーロと円に対し一段と大幅上昇すれば世界経済に害をもたらすとの認識がこの「上海合意」を促したのではないかと推理する。


PIMCOのグローバル経済アドバイザー、フェルズ氏は「暗黙の上海合意のようなものが存在しているようだ」と指摘。「市場介入ではなく適切な金融政策行動を通じて、主要通貨に対してドル相場をおおむね安定させるという合意だ」と説明した。


他の多くのアナリストは上海合意の存在に懐疑的だ。米財務省出身で国際金融協会(IIF)のチーフエコノミスト、チャールズ・コリンズ氏は「私は各国・地域の金融当局が自分たちの取り決めに従うという協調合意が存在するとは思わない」としながらも、「しかし金融当局が相互に連絡を取り、互いの戦略を承知していることは明らかだ」と説明した。


2月27日に閉幕した上海G20は、成長押し上げのためあらゆる政策手段を行使すると確認。また為替相場に関して緊密に協議すると初めて表明した。


フェルズ、ザーボス両氏はこうした文言の裏にはドルのデタント(緊張緩和)という意図が見て取れると分析。次のような合意の筋書きを想定した。マイナス金利は自国通貨を下押しし、ドル相場を押し上げるため、欧州中央銀行(ECB)と日本銀行は成長促進に向けたマイナス金利の活用を限定的にとどめる。その代わり、両中銀は社債購入などを通じた信用拡大に重点を置く。一方、米金融当局は利上げ計画を後退させる。これは今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で現実のものとなった。


両氏によれば、主要中銀がドルの安定化に動くことで、中国を大幅な通貨切り下げに追い込む圧力は緩和する。人民元の大幅切り下げは世界経済の破綻につながりかねない。


フェルズ氏は「中国は恐らく、米金融当局が利上げで行き過ぎず、ドルがユーロと円に対して過度に上昇しない限り、自分たちは積極的な切り下げを追求しないと提案したのだろう」と語った。


原題:Shades of Plaza Accord Seen in Barrage of Stimulus After G-20(抜粋)

米グーグルの親会社アルファベットの幹部らはロボットの研究開発を手がける傘下のボストン・ダイナミクスについて、市場性のある製品を今後数年に生産する可能性は低いとの結論に至り、同部門の売却を模索している。同社の計画に詳しい関係者2人が明らかにした。アルファベットの幹部らは傘下の事業すべてが実質収入を生み出す方策を確保することに注力している。


買い手候補にはトヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)やアマゾン・ドット・コムが含まれると、関係者の1人は話した。グーグルとトヨタはコメントを控えた。アマゾンにコメントを求めたが、返答は得られなかった。


原題:Google Is Said to Put Boston Dynamics Robotics Unit Up for Sale(抜粋)

現地検証を行ったのは、福島地方裁判所の金澤秀樹裁判長ら担当の裁判官3人で、全域が避難区域になっている福島県浪江町双葉町、それに富岡町に防護服を着て入り、原告の自宅などで震災前の暮らしや避難後の状況などを聞き取りました。
このうち浪江町では、原告の1人で、かつて畜産業を営んでいた男性が、原発事故による避難のため飼育していたほとんどの牛を餓死させてしまったことなどを証言していました。
このあと、双葉町に移動した裁判官たちは、震災で壊れた住宅などがそのままの状態で残る街並みを確認したあと、もう1人の原告の男性の自宅を訪れ、事故後の暮らしになどについて聞いていました。
原告の弁護団によりますと、原発事故を巡る裁判で裁判官が検証のために現地を訪れるのは今回が初めてです。

エジプト南部、ルクソールの「王家の谷」にある古代エジプトツタンカーメン王の墓では、去年、壁の向こう側に空洞が存在する可能性があることが分かり11月、日本の技術者などがレーダー探知機による調査を行いました。
その分析結果についてエジプトのダマティ考古相が17日、記者会見し、これまで見つかっていなかった2つの部屋があることがほぼ確実で、さらに部屋の中からは、金属や有機物の反応があったと発表しました。
イギリスの考古学者は、去年、空洞は隠し部屋で、その中にはツタンカーメン王の義理の母とされ「伝説の美女」と呼ばれる王妃ネフェルティティのミイラが中に残されている可能性があるとする学説を発表しています。
ダマティ考古相によりますと、現場では今月末にレーダーを使ったさらに詳しい調査が行われるということで、「伝説の美女」が埋葬されているとする学説が裏付けられるのか、世界の考古学者の注目が集まっています。

 LINE(ライン)は17日、ニュース配信事業に、京都新聞など17のブロック紙・地方紙が新たに加わると発表した。配信は22日からで、参加する媒体は60に広がる。


 アプリの利用者が各紙の公式アカウントを「友だち」登録すると、無料で記事を読める。記事を配信する頻度は地方紙によって異なるが、京都新聞は1日2回配信し、1回当たり8本の記事が届けられる。


 京都新聞のLINEのIDは「@oa−kyoto」で、22日以降に検索できるようになる。