2008-01-22 ■ 法律 法律 『法学の基礎』 P287 フリードマンによれば、ベンタムは功利主義的個人主義者ではあるが、最大幸福の原理から、譲渡しえない自然権の考え方に対して強い反対の態度をとった。フランスの一七八九年の人権宣言二条(自然権の保全が目的)から一七九三年の山嶽党憲法における権利宣言一条(共同の幸福が目的)への重点の移行には、ベンタムの影響があったということである。