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大機小機(混沌)
バブルと国力の混同を憂う
 日本経済は、株価と地価と賃金に代表される価格破壊を徹底し、購買力平価を切り上げて内外価格差をほぼ解消した。
<中略>
不況知らずの優等生と持ち上げられる英国の躍進は北海油田の石油収入とシティーの金融力を背景にしたポンド高だった。
 ロンドンの物価高はかつての東京を彷彿(ほうふつ)とさせ、英国の住宅価格の正常値との乖離(かいり)は米国以上といわれる。
<中略>
時間の経過に耐え得る議論を望みたい。

日経新聞朝刊)