パニックは気の毒だが、都合が悪いからといって「話題にもしてほしくない」と公的機関から言われたのは、筆者のつたない記者経験の中でも初めてのことである。「橋下改革」に端を発し、かつてないほどの府民の関心が府庁に集まる中で、あまりに世間が見えていない回答だと思う。
「風」に寄せられているのは、朝礼発言の賛否だけではない。《残業すればよいわけではない。大事なのは目標を達成する働き方をすること》《残業ばかりが問題になるが、そもそも、その仕事が好きで就いたのではないか》といった働き方に対する根本的な意見も多いのだ。