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宮田秀明の「経営の設計学」 壁を見てから考えよう

 ある4年生が質問した。勘のいい学生だ。「最初に現実を理解することが大切なのですか?」。

 私は進学を勧めない。「早く社会に出なさい。博士になりたければ社会に出てから社会人博士コースに来なさい」と言うことにしている。

 彼は答えた。「実際に仕事してからの方が、研究の大切さがよく分かったし、企業で役に立つ成果が得られて良かったです。おまけに給料をもらえたので貯金がたまりました」。

 壁を越えるためには、論理力、構想力、人間力が高いことが条件になる。論理力は自ら勉強すれば獲得できるし、この力を持ち合わせている人はたくさんいると思う。しかし、その前に、壁を見て、壁にぶち当たる行動力がまず必要だ。何回も壁を見て、何回も壁にぶち当たっていれば、構想力と人間力が育ってくる。

 最高の経営力にとって一番大切なのは、アーキテクチュラル(構造的かつ構想的な)な物の見方、人を生かすマネジメントができる人間力、そして行動力の3つだと思う。

タブノキ

宮脇昭先生がチュクセン教授に言われた言葉

「お前はまだ本を読むな、書いてあるのは、誰かが書いたやつを引き写しかもしれんぞ。お前はまだ人の話を聞くな、誰かのしゃべったことのまた聞きかも知れんぞ。
見ろ、この大地を。地球上に生命が誕生して39億年、巨大な太陽のエネルギーの元に、人間活動によるプラスやマイナスの影響も加わった、ドイツ科学研究財団が何千万マルクの科学研究費をくれてもできない本物の命のドラマが展開しているではないか。
お前はまず、現場に出て、自分の身体を測定器にし、自然がやっている実験結果を眼で見、手で触れ、匂いをかぎ、なめて、触って調べろ」

大事なのは、いかに本物の師や仲間とつながっていくか、ということ