宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』がいよいよ公開!! 新境地となった「海」と「母親」の描かれ方とは?
今作は「海」を重要なモチーフとしている。
今作では海は単なる背景ではなく、主要な登場人物の1人とされている。
過去の作品と違うのは「子供の成長を見守る存在」としての母親の姿だ。
“成長するためには冒険しなくてはいけない”というのがこれまでの宮崎駿作品であったとするならば、今作は、“冒険するには、いざというときに守ってくれる母親の存在が必要”というような形に問題意識がシフトしている。
海を描き、母と子という人類に普遍の問題を取り上げ、宮崎アニメの新境地を見せた