宮田秀明の「経営の設計学」20年で変貌したシミュレーション設計の世界
ノーベル経済学賞に、実験経済学やゲームの理論の研究者が選ばれるのにも多少の疑問を禁じ得ない。自然科学の世界では実験学はほとんどルーチンで当たり前というより古典的だし、ゲームの理論が経済や経営の世界に使えるとは思えない。実社会はゲームよりはるかに複雑だ。
情報システムが発達したはずなのに、逆に場当たり主義がはびこり、誤差が多くて先の読めない世界が拡大している。
一番可能性の高い「見えざる手」は世界規模の情報統合と未来予測であるように思う。つまり、21世紀の世界を経営するためには、もっともっと高度な科学的論理性の高い経営学が必要なのだ。
しかし、コンピューター化してしまうと複雑な実社会が多様性を失って簡略化・パターン化されてしまう。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080206#1202257618