元名物検事長作の「捜査いろは唄」 47首で捜査の心得、技術説く
ぬ 抜き差しの ならぬとこまで 嘘つかせ やおら持ち出す 客観証拠
る 類型に 応じ捜査の 種々の型 学ぶとともに 破る工夫を
そ 捜索は 有る物を見る だけでなく 無い物を見る これも肝要
つ 捕まらぬ ための工作 無いものか 無いと言うなら 何故に無いのか
ね 根元から 証拠固めて 構図かき それで供述 叩きみるべし
お 大嘘と 見えど弁解 フルにさせ 裏付け取りて 固めおくべし
ま 真なら その周辺に 見える筈 自白支える 裏付け証拠
こ 言葉には 表もあれば 裏もあり 足りぬもあるが 調書にゃ真意を
き 基本たる 用語に構成 要件は 常に六法 見直し確認
し 神妙な 態度は 調室の中 外の様子で 心底が見え
ゑ 絵の如く 浮かぶ表現 工夫して 行為客体 心理描写を
ひ 一人にて なる筈のない 共謀は 頼む仲間の 思いこそ知れ