宮田秀明の「経営の設計学」古い社会システムが不正や退化を招く愚
環境問題を解決するためには、一人ひとりの意識改革が大切だし、環境サミットで議論された目標設定も大切だ。しかし、これだけで目的が達成されることはないだろう。目標達成のためには“社会システム設計”が欠かせない。
市民のコンセンサスを作ることが大切だし、あまり急激な変化を市民に強制すると社会主義国のようになってしまう。変化のスピードを調整することは大切だ。
民生部門よりも、産業部門の方が問題は複雑で難しい。産業部門でこのようなことをすれば、国際競争力を弱めてしまい、国の衰退につながるからだ。だから国際協調しながら前進させる努力が続けられている。しかし、難易度の問題があるにしろ、技術を活用した“社会システム設計”という考え方が大切だろう。
環境問題に限らない。あらゆる分野で日本の“社会システム”を設計し直すことが求められていると思う。
ある職種の人々が作るある社会システムが閉鎖的または自己完結的になっている時は、機能不全になる可能性が高い。閉鎖的な社会システムは腐敗しやすいのだ。
古い設計のシステムは陳腐化したり、システム疲労して退化していくことが自然の理であることも理解したい。
それぞれのステージに合った企業システムを設計し直すことが大切だ。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081009#1223533785(田中秀征)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081008#1223421931(岡田かつや)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081005#1223206170(ジェラルド・カーティス)