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森永 卓郎氏 庶民の実感を想像できない麻生総理

 わたしは「日本メイド協会」という団体の理事を務めているのだが、周囲の誰に聞いても、麻生総理がメイド喫茶に立ち寄ったという情報はない。

 結局、麻生総理が秋葉原に来たのは遊説のときだけのようなのだ。オタクの味方というのも怪しい。すべては選挙のためのイメージ戦略としか思えないのである。

 自民党総裁選のなかで、麻生総理が主張してきた景気対策は、設備投資減税や株式投資減税など、富裕層や大企業に有利な政策ばかりだった。

 歴史を見ると、あらゆる恐慌は同じシナリオで進行していることがわかる。まず、資本家がどんどんと強欲になって所得を独占していく。すると、庶民にカネが回らない。一方で、資本家は増えた所得で設備投資をして供給力を上げる。しかし、庶民に金がないから消費が低迷する。

 するとどうなるか。供給過剰でドーンと値崩れを起こし、デフレに陥ってやがて恐慌となるのである。これがいままで何度も繰り返されてきた恐慌の基本パターンだ。まさに今、日本がその罠にかかろうとしている。