2009-02-15 ■ 生活 生活 発信箱:一般論はけっこう怖い=藤原章生(ローマ支局) いずれの発言も一般論で、あまり当てにならない。人は外国に暮らすと、文化比較をしたくなるが、次第に大枠でものを語らなくなる。幾らでも例外がおり、ひとくくりにはできないと気づくからだ。 2人の外国女性は夫への不満を国籍の問題にすり替え、留飲を下げる。 底には夫婦の日々の確執が隠されている。 一般論は集団を語るという本来の目的より、時に個人の心理、経験をさらけ出す点で優れている。