対談では“賛成”、著書では“反対”。 「ロシア革命」に対する矛盾した態度のナゾ|めちゃくちゃわかるよ経済学 シュンペーターの冒険編|ダイヤモンド・オンライン
ゾマリーによると、シュンペーターの矛盾した態度、主張は、ウィーンの貴族階級のための中等学校テレジアヌム(※注10)で身につけた教養によるものだという。以下、ゾマリーの解説だ。
「テレジアヌムの生徒たちは、さまざまなテーマに執着するよう叩き込まれる。テーマとの個人的な関係は抜きだ。あらゆる党派と思想の『ゲームのルール』を徹底的に学ぶことになる。しかし、党派への参加もドグマ(教義)への没入もない。
単に、与えられた前提に対して適切な結論を導いているだけなのだ。