経済危機ゆえに人気が高まるMBA。 日本企業はその意味を理解できるか?|野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む|ダイヤモンド・オンライン
これまでの日本でも、法学部や経済学部の卒業は、シグナルであったと解釈できる。採用側の企業としては、そこでの教育内容が企業の仕事に役立つと考えているわけではない。そうではなく、人材のスクリーニング機能を信頼していただけである。だから、重要なのは、入学試験と卒業試験であることになる。
日本の企業は、これまで普遍的知識や技能を評価するのでなく、その企業に特有の条件を重視して評価してきた。だから、専門知識を高めるよりは、会社内の人脈を知ることや、派閥にうまく入ること、そして実力者に取り入ることを重視するよう社員に動機付けることが多かった。
実務のための専門的知識は、学校の勉強ではなく、OJT(On the Job Training)によって取得するものと考えられていた。だから、実務経験しか評価しない。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081225#1230184276
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090217#1234821218