2009-02-21 ■ 経済 歴史 経済 歴史 大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清 松元崇著 〜高橋財政、今日の状況に有益で新鮮な洞察を与える | 書評 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン 円を過大評価したままでの金本位制への復帰には反対だったが、金本位制に反対ではなかった。 生産と消費が均衡を得るには、適正量の通貨供給に待つしかないと、アメリカ大恐慌研究の先駆となる理解をしていた。 金本位制からの離脱と低金利政策、日銀引き受けによる国債の発行、それによる財政支出の増加を行った。しかし、財政拡大は一時的で、すぐさま歳出の抑制に戻っている。 高橋は景気回復に成功したが、それがたまたま満州事変後の時期と一致した。人々は満州事変が景気回復をもたらしたと誤解し、それが軍部の力を強めることになった。 http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081218#1229578305