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有利だった日露首脳会談で成果出ず 余裕なき麻生外交が「国益」を損ねる|政局LIVEアナリティクス 上久保誠人|ダイヤモンド・オンライン

 しかし、この高飛車なロシアに対して一歩も引かなったのが英国であった。

 ロシアは旧ソ連時代の軍需産業のような高度な技術力を失っている。モノを作る技術力がなく、石油・天然ガスを単純に輸出するだけだと、価格の下落は経済力低下に直結する。

原油などの資源価格をコントロールしているのはロンドン市場なのだ。

ロシアの高飛車な態度のせいか、欧州はガスの調達先や輸入ルートの変更、原子力発電の見直しなどエネルギー政策の転換を模索し、ロシアに投資しなくなった

 要するに、欧州はロシアから投資を引き揚げてしまい、シベリアでは中国の影響力拡大の不安がある。ロシアは日本の技術と資金を必要としているのだ。

 だから、ロシアにとって戦略的な意味をもつサハリン2の稼働式典に麻生首相を招待したのである。

 ところが、わざわざ日本から働きかけたために「内政で窮地に陥っている首相が、外交で得点を稼ごうと焦っている」とロシアに見透かされる。そして、ロシアでは「領土問題が解決せずとも日本はやってくる」との考え方が広がっているようなのだ。

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