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宮田秀明の「経営の設計学」原理原則を逸脱した技術戦略に成功なし

 科学的または工学的な原理原則を理解することは大切だ。技術開発戦略の基礎は、科学的または工学的な原理原則が作る。原理原則を踏み外した技術戦略が成功することはない。

 原理原則を間違えたり、技術のトレンドを理解しないまま続けられる技術開発は必ず失敗する。技術開発をする上では、正しい原理原則を獲得してそれを正しい経営力で実現化していくことが基本である。原理原則を逸脱した技術開発が成功することはない。

 小売業のビジネスで顧客満足度を考えることは当然のことのようだが、実は大変難しい。これが本当にできる小売流通業の経営者は稀と言っていいかもしれない。つい売る側の論理、事業者の論理を使ってしまうのだ。

 「科学的かつ論理的に原理原則を理解する力」は大切な力だ。経営力のための一番大切なものと言ってもいい。物事の本質を見極める力ほど大切な力はない。デジタルな力もアナログな力も、科学的な力も暗黙知的な力も、すべてその基本には原理原則がある。

正しく原理原則を理解する力によって先見力、構想力、リーダーシップを発揮して実行する力が養われる。

そして、この力を持つ人々にもっと色々なことを任せるべきだろう。

「本(もと)立って道生ず」。