政権を賭けた「2兆円ばらまき大作戦」の定額給付金とはいったいなんだったのだろう。
当の自民党は与党から転落し、今や分解寸前状態、
130万世帯の行き場を失った190億円が国庫へと返納された。
結局は、国民の無関心と政府の押しつけという一方通行の政策が引き起こした大失敗だ。
国民が喜ぶ事をせよ!というと、
すぐに、「ポピュリズムを推奨している」との批判を受ける
しかし、そうではない。
なぜ、ポピュリズムがおこるか、
それは、メディアが国政ばかりをとりあげるからだ。
全国統一のニュースばかりを流すからだ。
私の主張する「政治への吸引力」とは、政治への参加意欲を市民に促す魅力的な政策の事をさす。TVや新聞上での記事に白熱するよう国民に促すことではない。
それを、メディアが全国統一的にあたかも全国民代表のように、これは悪いこれはいいと評価してしまうから
○か×かの二元論を生みだし、ポピュリズムへと国民を暴走させてしまうのだ
政策に100点などありえない。
ある政策を導入すれば、必ず、損をする人と得をする人がでるのだから。
農家に競争を促せば、失業する農家は必ずでてくる。
それを、お互い補完しあえるのも、国レベルでなく、市民一人一人の思いやりと革新的なアイディアに基づく、きめ細やかな支え合いの政策(サービスの提供)だろう。全国画一的な手法では解決できない。