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春秋(12/20)

内村鑑三が「デンマルク国の話」のなかで、大がかりな植林を紹介している。現在のドイツなどとの戦争に敗れてから、ダルガスという士官が中心になり、経済復興策としてモミの木を植える運動に取り組んだ。木材の生産を伸ばしたほか、緑の野が広がったことで気候が変わり、収穫できる作物の種類も増えた。

デンマークは国の富を着実に蓄え、鉄道や道路網も発達した。植林によって、敗戦からみごとに立ち直ったといわれている。人間をとりまく環境を変えることは、国の改造につながる。