メディアがこの政権に対する姿勢も、かなり近視眼的のように思える。特に、基地移設問題について県内移設で早く決着せよと大合唱である。12月上旬にアーミテージ、グリーンなどの「知日派」が訪日し、恫喝を繰り広げた。これに対して内政干渉という批判を行ったメディアは、琉球新報を除き、皆無であった。知日派といえば日本のことを心配してくれる友人のように聞こえるが、英語で言えばジャパン・ハンドラー、つまり日本対策屋である。日本をアメリカの都合のよいように操ることが彼らの本国における権力と利権の源泉である。政権が代わり、日本が言うことを聞かなくなると、あわてて飛んできて日本人を恫喝する。朝日から産経まで、不見識な日本のメディアはこれを批判するどころか、お先棒をかついで日本政府を揺さぶりにかかる。