「小沢幹事長の公設第一秘書、大久保隆規被告(48)が逮捕された『西松事件』が浮上したのは昨年3月。地検はダラダラと1年間も捜査をつづけています。もし、決定的な材料があればとっくに小沢一郎を聴取し、逮捕しているはず。ところが、今ごろ、大慌てでゼネコンを一斉聴取している。いかに、材料が不足しているかの裏返しです」(捜査事情通)
「石川議員は、陸山会の不動産取引とは別に、後援者とカネのことで揉めている。後援者が石川に渡したカネが闇に消えているというのです。後援者はこの一件を地検にも話している。永田町では、石川議員はこの件で地検にプレッシャーをかけられているのではないか、という憶測が流れています。『後援者とのトラブルは不問に付してやるから、小沢一郎の疑惑を話せ』と供述を迫られているのでは、というわけです。まさか、天下の特捜部がそんな汚いことをやるとは思えないし、石川議員が自分の身を守るために、地検に迎合することはないでしょうが、こんな話が飛び交うのも、地検が無理スジの捜査をしているからではないか」
「政権交代の立役者は言うまでもなく小沢幹事長です。彼がいなくなったら、民主党政権はもちませんよ。アマチュア集団の烏合の衆の民主党は、彼が重しだからまとまっている。国民新党、社民党の連立だって、彼の懐の深さがあるから機能しているのです。だからこそ、検察と大マスコミは小沢幹事長を排除し、抹殺したくて仕方がないのですよ」
「小沢幹事長の強みはそれだけじゃない。一般庶民の生活と地方経済を切り捨て、大企業、アメリカべったりでやってきた自民党・官僚政治を転換させる肝が分かっているのは小沢さんだけです。しかも、改革には不可欠な政治実行力を持っている。自民党の対米従属経済政策で税収が10兆円も落ち込んだ中で、進行中のデフレ不況を食い止めるには、特別会計などに大ナタを振るうしかない。官僚機構のウラを知り尽くし、剛腕を発揮できるのは小沢さんなのです。だから国民は、昨年総選挙前に西松建設事件があっても、小沢さんの民主党を支持し、安心して政権交代を任せた。もし、小沢さんが政治的に抹殺されたら、この国は経済も含めて再生不能になりますよ」