2010-04-28 ■ 法律 法律 時効廃止・延長法案成立 しかし、時効制度には歴史的な経緯と理論的な基盤が存在していますので、少なくともその整合性を保障しなければなりません。 しかも、今回の改正法の効果についてさえ、それが果たして被害者の遺族のためになるのか、犯罪の捜査と証拠の保管にどのような影響を及ぼすのかという点さえ不明というのでは、専門家さえも時流に流されてしまうような「感情立法」(ペナル・ポピュリズム)の典型として、警戒しなければなりません。