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〔兜町ウォッチャー〕独国債に向かった欧州マネーの行方に関心、米出口政策は警戒

　企業業績への期待が高まる中、欧州経済や国内政局など不透明材料が相次いで出てきており、大型連休を前に市場参加者は気迷い気分を強めている。ギリシャ問題については、売り材料には違いないものの、マネーフローの面では、いったんドイツ国債に向かった欧州マネーが米国株に流入、日本株にもプラスに働く、との期待が聞かれる。一方で、その米国も出口論には警戒が必要で、雇用統計の改善が進みすぎると利上げ観測が高まり、日米の株価に響く、との見方が出ている。