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鳩山前首相:小沢前幹事長と意思疎通欠いた

 −−本格政権と期待されながら短命に終わった最大の要因は。


 いわゆる政治資金問題だ。「クリーンな政治をつくらないと国民の声が聞こえない」と自民党を飛び出し、さきがけ、民主党を作ってきた。その私の身に政治とカネの問題が起きるなんて、予想もしていなかった。党代表を引き受けた直後に起きた問題だから、選挙に勝てば首相になるべき存在であることは分かっていた。すぐに小沢さんとも相談し「ここまできて、私に続いてまた代わるなんてことになったら党がもたんぞ」と、2人でなったわけです。首相指名は大変ありがたい思いで受けたが、代表の時に悩んだことは事実だ。

 −−小沢さんとツートップの関係は。


 まさに分業体制で、政策は政権側が、党務、選挙に関しては小沢さんに任せますと。基本的には揺らいでいない。ただ、政権運営に対して「本当に大丈夫か」という思いを、幹事長が持った時期はあったかもしれない。例えば米軍普天間飛行場の移設問題も、「任せたよ」という言葉しか発しないが、「本当にそれでうまくいくのかね」という思いを持たれていた可能性はある。週に2、3回でも幹事長が官邸に訪れて、「君、このことはどう考えているんだ」というような会話があってしかるべきだった。本当は幹事長と代表が極秘で会うなんてこと自体がおかしいでしょ。私はオープンで週に何度でも会う関係を作りたかったけど、なかなかそういう形にならなかった。(会談が)極秘という形になるのは、やはり不自然だなと思った。

 −−枝野幸男さんを行政刷新担当相に登用したが。


 内閣発足時から(枝野氏を登用するのが)適当ではないかと思ったが、あまりにもそういう布陣を取ると、じゃあ小沢幹事長にはどう映るのかと、私の方から配慮し、しばらくは登用しなかった部分はある。

 −−菅さんへのアドバイスは。


 私は「情」の人だが、ぶら下がりで情を発揮すると、いかんのです。質問に対して自分なりの言葉を付け加えると、ぶれたと必ず書かれる。ある意味で冷たく、常に聞かれても同じ答弁を繰り返せば、記事にもならないし安定しているということになる。菅さんはそれができる人だと思う。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080725#1216967274
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20071227#1198712449