で、出てきた基本方針が、歳出は71兆円以下にすること、国債は44兆3000億円を上回らないこと……などなどで、要するに何の戦略もないまま、予算の上限だけを決めたのである。
「いま、執行部は党内の不満を抑えるのに必死です。人事を先送りし、参院選惨敗の責任論噴出を封じ込め、その間に地方の県連や議員から話を聞いて、責任論のガス抜きに懸命です。しかし、そんなことをやっている場合なのか。本来であれば大きなビジョンを示し、それを実現させるための政治的手続きに入っていなければおかしい。野党の協力を得るにしても、きちんとした手順を踏んで、どこに話をつけるべきかを考え、戦略を練っていく。それが今の民主党は何もできず、ただ党内不満を抑えるだけに汲々としているのです」
なぜ、こうなってしまったのか。理由は誰が見ても一目瞭然だ。小沢前幹事長を排除したツケである。
小沢・鳩山一派が動き出せば、党内は四分五烈となり、大混乱の政界再編となる。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100717#1279345565
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100712#1278906671
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100403#1270283172
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100617#1276736782
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100605#1275736914