都内の土佐料理店では、引退した小沢氏の側近、高嶋良充前参院幹事長(69)を囲む会合が開かれた。
反小沢の「七奉行」に対抗して、高嶋氏が親小沢の「七人の侍」と名付けた樽床伸二国対委員長(50)、松本剛明衆院議運委員長(51)、細野豪志幹事長代理(38)、三井弁雄国対委員長代理(67)、樋高剛(44)、伴野豊両前副幹事長(49)、松井孝治前官房副長官(50)が集まり、輿石東参院議員会長(74)や平野博文前官房長官(61)も出席した。
一方、民主党の護憲派中堅若手による「リベラルの会」の約20人は4日夜、都内の中華料理店に集まった。同会には平岡秀夫内閣副大臣(56)ら菅グループに近い議員が多いにもかかわらず、首相支持でまとまらなかったという。ある若手議員は「菅首相が官房長官や幹事長を前原グループに明け渡したことで、身内に不満が広がっている」と明かしたが、菅首相にとって非常事態といっていい。