マイケル・グリーンが小沢一郎救出作戦開始、警察が東京検察審査会に審査を申し立てた「在特会」幹部逮捕!
「在特会」と聞いて直ちに想起しなければならないのが、小沢一郎前幹事長の政治資金処理をにめぐり、第一東京検察審査会と第五東京検察審査会に審査を申し立てた申立人のことである。新聞、テレビなどのマスメディアは、「市民団体」とボカして報道したため、「なぞの市民団体」と訝った国民は多かった。正体は、在特会の桜井誠会長らであった。
マイケル・グリーンの変わり身は、絵に描いたようなマッチ・ポンプぶりである。マイケル・グリーンの小沢前幹事長救出作戦に協力しているのが、検察権力に対抗している警察権力である。
もとより東京検察審査会が、政治家の政治生命を抹殺する手段として悪用されるようになると、大変危険である。とくに、罪刑法定主義の下で、推定無罪、物的証拠主義などの原則が厳密に守られなくてはならない刑事事件に対して、市民感情という主観的な要素が紛れ込みやすい検察審査会が、いわゆる人民裁判を誘発する場となる危険性があることもしっかりと認識すべきであった。
ともかく、今度は「在特会」の桜井誠会長らが、ブタ箱にぶち込まれ、送検されて起訴、有罪判決が出れば、刑務所暮らしを強いられる番になる。だが、これからが大変になるのは、マスメディアである。いままで「市民団体」というベールを被せて報道してきたからである。しかも、小沢前幹事長に「政治とカネ」の言葉を浴びせ続けて、丸で被疑者どころか、有罪判決を受けて服役している囚人扱いしてきたのであるから、しっかりと落とし前をつけなくてはならない。とりわけ、民放の有名キャスターたちは、どう言い訳するのであろうか。