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民主党はなぜこんな惨めなことになったのか

菅は小沢を排除し、その結果、民主党政権は抜け殻のようになってしまったのである。

今さら嘆いても遅いが、民主党政権は司法の暴走に対して、体を張るべきだった。具体的に言うと、法相に指揮権を発動させてもいいから、検察と対峙すべきだった。石川知裕の逮捕だけでなく、そのタイミングは何回もあったのだ。

「検察制度に対する民主的統制をいかに図るかは、軍部に対するシビリアンコントロールと同様に民主主義国家にとって重要な課題だ」

帝人事件で逮捕された政治家、三土忠造(みつち・ちゅうぞう)氏は公判でこう語ったとされる。
「捜査権を悪用し、人間の弱点も利用し、事件を作為的に捏造して政変まで引き起こすことが許されるならば、内閣の運命も二、三下級検事の術策に左右せらることになりますが、国家のためにこれほど危険なことがありましょうか」

「指揮権発動後、吉田政権は追い込まれますが、吉田学校の優等生、池田隼人、佐藤栄作が長期政権を担い、戦後復興という歴史的使命を果たします。2人とも造船疑獄の捜査対象で、指揮権発動がなければ政治生命は危うかった。国の混乱期において、大きな判断でした。一方、今の政治状況も混乱の極みにある。民主党政権にとって、あのとき指揮権発動することはひとつの政治的選択肢だったと思います」(政治評論家・浅川博忠氏)

検察のリークを国会で問題にした元社民党代議士の保坂展人氏は「指揮権発動の前に捜査の可視化法案を通すべきだった」と言う。


「そうすれば、検察も政治主導を意識せざるを得なかったと思います。ところが、参院では2度も可決しているのに、政権交代後の民主党は法案成立に意欲を見せなかった。揚げ句は死刑執行に反対していた千葉法相が政治姿勢を貫けなかった。法務省内では千葉法相は優等生で絶賛されています。法相の資質にも疑問があります」

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100811#1281536951
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100810#1281449794