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【高橋昌之のとっておき】小沢氏の出馬は政治生命かけた最終決戦

 私は6月に小沢氏が幹事長を辞任した際、このコラムで「小沢氏は9月の民主党代表選では復活に向けて動くだろう」と書きました。

 私の取材では、小沢氏は参院選の勝敗にかかわらず、その時点ですでに決意を固めていたようです。そして、菅首相に対しても「日本の政治を本当に変えて政権を運営していくだけの力量はない」との見方を強めていきました。

 選挙結果が出たら、ノーサイドで挙党一致というのが一般論でしょうが、それは「党に残るなら」という前提のことであって、「党を出る」ということなら話は別です。後には引けないという覚悟を決めたという意味で「小沢氏は政治生命をかけた最終決戦に打って出た」といえます。

 小沢氏は鳩山由紀夫前政権で幹事長を務めていたわけですから、責任は小沢氏にもあります。その最大の原因は「政策は鳩山、党は小沢」という議院内閣制とは思えない妙な仕切りに応じたことにあります。小沢氏としては参院選に専念したいという思いがあったのかもしれませんが、結局、鳩山政権は迷走が続き、退陣に追い込まれました。

小沢氏はかねがね周囲に「政権をとることやポストはあくまで手段であって目的ではない。何をやるか、こそが大事だ」と語ってきました。首相というポストについても、あえて就こうとはしてきませんでした。

 しかし、今回の代表選では、自分が先頭に立たなければ、日本の危機を救うことはできないと決断したようです。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100709#1278645973
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100825#1282703714
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100827#1282911308


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