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日本の単独介入、人民元切り上げへの欧米の対応困難に

これにより中国の人民元切り上げに向けた欧米の取り組みは難しくなった。アナリストは、単独介入は自国通貨安による近隣窮乏化政策を助長するリスクがあると警告する。

 15日には、コロンビア中央銀行が自国通貨高抑制に向け、1日当たり少なくとも2000万ドルのドル買い介入を始めることを明らかにした。ブラジルのマンテガ財務相は、他国がブラジルを犠牲にして自国通貨安を志向する中で、「競争を眺めている」傍観者的態度を取るつもりはないと言明した。


 タイでは経済界が行き過ぎたバーツ高を抑制するよう要請。アナリストはタイをはじめ他のアジア諸国が日本に追随するリスクを指摘する。

 米下院歳入委員会は15日から人民元問題に関する公聴会を開いているが、レビン委員長は「中国だけが略奪的な為替政策をとっているわけではなかった」として、日本の介入に「非常に困惑している」と指摘。「中国の行動が日本に影響し、日本の行動は米国に影響する」と述べた。

 10月初めにはワシントンで国際通貨基金IMF)・世銀の秋季会合や7カ国財務相中央銀行総裁会議G7)、11月初めには韓国での20カ国・地域首脳会合(G20)を控えていることもあり、今回の介入はタイミングも微妙だ。

米議会「日本は中国と同列の為替操作国」 介入に不快感、欧州も問題視