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「日本一新運動」の原点(19) ── 小沢一郎氏との懇談

 9月22日(水)、久しぶりに小沢氏と懇談した。小沢氏はまことに意気軒昂で、20年昔の自民党幹事長時代を彷彿とさせるオーラを全身に漲らせていた。「代表選に出馬して本当に良かった。極めて厳しい状況で、よくここまでの成果があった。これから国民に提起した政策の実現に全力を尽くす」という話から始まり、小沢氏が関心を寄せた「メルマガ・日本一新」の話題に転じた。

 9月21日の夜、最高検察庁大阪地検特捜部・主任検事の前田恒彦容疑者を、郵政不正事件に関連して証拠隠滅の疑いで逮捕した。法の番人であるべき現職検事が「押収資料の改竄」をするという前代未聞の事件が発覚したが、担当検事個人の犯罪として済む問題ではない。


 この事件は、小泉政権から目立つようになった「政治と検察権力」が結託して、民主社会を崩壊させてきた現象の帰結に他ならない。文字どおり、政治と検察、並びに巨大メディアの亡国的コラボレーションを図らずも証明したものといえる。

 一連の政治事件は、自民党政権と検察、巨大メディアが結託して政権交代を妨害するための政治捜査であった。政権交代した後は、自民党政治に戻そうとする検察と巨大メディアによる小沢一郎を政界から排除する捜査であった。そして菅首相となった民主党政権の中に、自民党守旧派に習い「小沢排除」を実現しようとする勢力があるのだ。このまま推移すればわが国は暗黒社会となり、国民が背負うことになる苦労は計り知れない。