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細野豪志は、小沢一郎伝授の「中国パイプ」を活かし「フジタ」社員3人を救出、「政治家の交渉術」を磨いた

 さて、当の小沢一郎元代表は細野前幹事長代理のことについて、「そのことは聞いていないんだ」と言ってトボケていた。だが、あくまでも細野前幹事長代理の単独行為を装っていたけれど、中国北京政府が、小沢一郎元代表と無関係に細野前幹事長代理を受け入れ、しかも、北京空港に政府の高級車を差し向けて出迎えるといったVIP扱いして丁重に出迎え、釣魚台迎賓館に案内するわけがない。戴秉国(たい・へいこく)国務委員などの要人に会っている。

細野前幹事長代理にとって、外交交渉により人を救出するのは、おそらく初めての経験であったのではないか。「フジタ」社員4人のうち、3人しか救出できなかったとはいえ、弱冠39歳、当選4回にして、「政治家の交渉術」という最も重要な力量をしっかりと身につけたことのは間違いない。