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USEN宇野社長が今月で退任 “時代の寵児”事業拡大がアダ

 ホリエモンこと堀江貴文・元ライブドア社長(38)たちより年が一世代上であることから、「ヒルズ族の兄貴分」と呼ばれた。


 その兄貴分がIT長者ぶりをみせつけたのは2006年3月。事件で窮地に陥ったライブドアを救済するため、フジテレビが保有していたライブドア株(12・7%)を宇野氏個人の名義で95億円で取得した。が、これを境に坂道を一気に転げ落ちることになる。


 宇野氏の経営者としての評価を映し出しているのが株価。ライブドア株を手に入れる2カ月前の06年1月16日、USEN株は上場来最高値の3820円を記録した。が、先月28日には45円まで下落。最高値から90分の1ほどの水準だ。


 理由は明白。宇野氏が手がけた新規事業が利益を生まず、ことごとく赤字を垂れ流し続けたからだ。

 時代の寵児ともてはやされ、凋落した若手経営者は宇野氏だけにとどまらない。リーマン・ショックが彼らの息の根を止め、ベンチャーという言葉はいまや死語に成り果てつつある。