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【次代への名言】非常の師弟編(35)

「ふむ、おこつたな、できもしない癖におこるやつを慢心外道といふ」(幸田露伴(ろはん))

「弘法筆を選ばずなんていうことは愚説であって、名工はその器(道具)をよくするというのが確かなところだ」

「ばたばたするな。広告はいらない。物事は何でもいつの間にこのしごとができたかというように際立たないのがいい」

 露伴の教えは厳しかった。後年、文は述懐している。「機嫌とられて、おぼえられる人はね、最高級の人ですね。らくで、笑顔でおぼえられたら、最高級ですけど、そんな人すくないんですよ。みんな機嫌とられて、それでおぼえられない。それより、叱(しか)られて覚えるほうが、一ぺんの決着ですむとおもう」