https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

出口王仁三郎(?)

  午前4時、亀岡の天恩郷を完全包囲。総本部のある綾部の町もすでにあらゆる道は遮断され、電話線も切断。ふたたび戒厳令さながらの警戒態勢下に置かれた。


  こうして、「地上から大本の痕跡を抹殺せよ」という大号令のもとに、時の岡田内閣は、ついに大本大弾圧を決行した。

  昭和11年3月13日、王仁三郎以下教団幹部61名が、治安維持法不敬罪で起訴された。同時に内務省は治安警察法にもとづき、本部、昭和神聖会を含む大本関連8団体に結社禁止命令を出し、全施設の徹底的破壊を強行した。

  「大本は潰され、日本が潰れる」


  この不気味な予言を、王仁三郎がつぶやくのを人々は聞いた。弾圧を強行した人々には負け犬の遠吠えにしか聞こえなかったが、昭和11年をターニング・ポイントとして、日本は破局への道をころがり始めたのである。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20101210#1291983076