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泥舟に乗りたくない?議員たち入閣敬遠

 召集日は今月28日が有力視されているが、枝野氏は参院で問責決議が可決された仙谷官房長官と馬淵国土交通相の続投を前提に「強行突破するなら24日召集という手もある。野党は冒頭から審議拒否するだろうが、早い方がいい」と進言した。

 しかし、首相はこの日も判断を先送りした。小沢一郎民主党代表の国会招致問題も影響しているが、より直接的な要因は「13日の民主党大会以降、国会召集前」と明言した人事で要となる官房長官や、野党対策を仕切ってきた鉢呂吉雄国会対策委員長の後任の人選に手間取っていることだ。

 内閣支持率低迷で、「入閣適齢期」とされる議員に「泥舟に乗りたくない」との思いがあることも影響しているとの見方もある。実際、入閣適齢期の党幹部の一人は「首相と運命をともにしたくない」と言い切る。

【激突 2011】「小沢切り」焦点 内閣改造・党人事本格化 鉢呂国対委員長交代の方針

 「万が一、官房長官をやってくれと言われても、絶対に断ります」


 交代が有力視される仙谷由人官房長官の後任に一時、名前が挙がっていた玄葉氏は昨年末、首相側近にこう伝えた。周囲にも「いずれ外相や官房長官をやりたいが、今ではない」と語り、「もし、官房長官を引き受けたら?」と問われると、「切腹する」と言い切ったという。


 「切腹」はモノのたとえだろうが、低支持率下の政権の屋台骨を支える官房長官就任を尻込みする議員が多いのも事実だ。加えて、首相周辺は「使える人材はそんなに党内にいない」と人材不足を嘆く。

 だが、人事抗争に突入した深刻さは、首相からはあまり感じられない。首相は7日夜、都内のホテルの居酒屋で社会学者の宮台真司氏と会食した。宮台氏によると、首相は今回の人事に関し「誰々が続投したらどうなる。誰々を辞めさせたらどうなる。どっちの方が混乱が大きいだろうか」というシミュレーション話に花を咲かせたという。人事をめぐる構想を第三者に軽々しくペラペラと披露する首相には、この人事が日本の将来を左右するのだという自覚があるのだろうか。

3月14日に想う

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