バブル経済崩壊後20年間、日本経済が低迷したのは、自民党政権の失政以外の何ものでもない。特にその失政の中でも最大の失政は、第2次橋本内閣が上向きかけた景気に消費税率アップという冷水を掛けたことが挙げられる。その時の官房副長官が与謝野氏であった。それ以来、財政通として自民党政権の中枢に居た。そして今度は、民主党で財政改革だと言うのだから、呆れてしまう。全く反省をしていない。
筆者に言わせれば、与謝野氏は「貧乏神」である。氏が自民党の中で、経済・財政に口を挟み出してから、日本経済は迷走し、泥沼から抜け出せなくなった。勿論、氏一人の責任ではないのだが、リーマンショック時に経済財政担当大臣として、氏が「蜂が刺した程度だ」と宣まわったことからも分かるように、所詮、その程度の認識しか持ち合わせない経済通だと云うことなのだ。