2号機のタービンがある建物の水たまりから、運転中の原子炉の水のおよそ1000万倍という極めて高い濃度の放射性物質が検出されました。
福島第一原発では24日、3号機のタービンがある建物の地下で作業員3人が被ばくし、現場で見つかった水たまりから運転中の原子炉の中の水と比べ、およそ1万倍の濃度の放射性物質が検出されました。その後、1号機の水たまりからもほぼ同じ濃度の放射性物質が見つかっています。このため、東京電力は、震災の発生当時、同じく運転中だった2号機の建物に出来た水たまりも調査したところ、放射性のヨウ素134が1cc当たり29億ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
1号機と3号機からは、このヨウ素134は検出されていませんが、2号機では大量に検出されていました。
別の放射性物質コバルト56と取り違えたと発表した。
ただ、2号機の水たまりの表面の放射線量については、線量計の針が振り切ったという事実は変わらず、1時間当たり1000ミリシーベルト以上という高い値でした。