20年前の1991年8月にソビエトで起きたクーデター未遂事件は、ゴルバチョフ大統領の改革路線に反対する保守派が起こしたもので失敗に終わりましたが、ゴルバチョフ氏の権威が失墜し、その年の12月のソビエト連邦の崩壊につながりました。
現在のロシアの政治について、プーチン前大統領が国を混乱から救い出したと評価する一方で、「大統領の任期を終えたあと、政界を引退していたら歴史に残っただろう」と述べて、首相職にとどまるプーチン氏の姿勢に疑問を投げかけました。さらに、プーチン氏が率いる政権与党を中心に権威主義的な傾向が強まっているとして、「ソビエト共産党の一番悪いところをまねてはならない」と批判し、民主化を進めるよう促しました。