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政治劣化を招いた怪しい集団 ポスト菅が彼らなら国は戦前回帰?『口舌の徒』松下政経塾?「日刊ゲンダイ」

私は政経塾出身の政治を政僚と呼んでいます。官僚ならぬ政僚で、本当の政治の動かし方を知らない頭でっかちの集まりです。松下未熟塾とも言っている。エリート意識だけは人一倍で、そうしたエリートの押し付けで人が動くと思っている。

松下政経塾の出身者には、ネオコン的な思想を持つ政治家が多い。前原氏に代表されるように、エリート意識が強く、財界の意向を代弁し、外交は対米追従を基本とする。自民党の右派よりも右寄りの政治家が大勢います。

彼らは本当は自民党から出たかった。しかし、選挙区に空きがなかったため、日本新党などの新党ブームに乗っかって政界に進出した。そうした議員が民主党に収(しゅう)斂(れん)されているのです。彼らは民主党が巨大な政権与党になった途端、本性をあらわにし民主党を乗っ取りにかかっているように見えます。菅内閣では、松下政経塾出身者が外務、財務、総務、国家戦略担当といった重要ポストに就いた。菅内閣は、松下政経塾の傀(かい)儡(らい)政権と言ってもいいくらいです。その路線を継承している野田財務相や前原前外相がポスト菅として注目され、自民党と大連立を組もうとしているのは決して偶然ではありません

しかも、こいつらは、そろいもそろって頭でっかちの政治オンチばかりだから話にならない。

政経塾出身者は日本新党など『新党ブーム』に乗って出てきた人が多い。うまくベルトコンベヤーに乗って政治家になっている。その分、泥臭い選挙という洗礼を十分に受けていない。だから国会に来ても、人情に薄く、根回しができない。人と人との関係をつくるのが苦手なんじゃないかな。人間関係を磨く手腕というのは、修羅場を体験しないと身につきません

政策的な知識は豊富でも、『立派な靴をつくったから、足のほうを靴に合わせなさい』という感じがある。我々は反対に、足に合わせて靴をつくろうとする。そういう柔軟さが政治の技術なんですが、政経塾出身の人たちにはその技術がない

政治を動かすノウハウも知らない松下政経塾出身者の増長が、今の民主党の迷走を招いたのは間違いないのだ。

永田町関係者の間では、「見た目や着ている物は全然違うのに、話してみると、政経塾出身者はすぐ分かる」と言われている。いわく、政策論争が好きだが机上の空論ばかり。優柔不断で日和見主義。権力好きの目立ちたがり。こうした共通項があるのだ。