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現代日本が抱える機会不平等にも通じる “経済至上主義”|3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言|ダイヤモンド・オンライン

「経済的自由によって平等を実現できなかったために、ブルジョア資本主義はそのもたらした物質的恩恵にもかかわらず、プロレタリアだけでなく、経済的、社会的に大きな恩恵を受けた中流階級の間でさえ、社会制度としての信用を失った」(ドラッカー名著集(9)『「経済人」の終わり』)


 生産手段を人民のものにするというマルクス社会主義の処方もブルジョア資本主義と同様、約束した平等は実現できなかった。しかも両者は、経済を中心に置く経済至上主義だった。

 経済のために生き、経済のために死ぬという経済至上主義からの脱却を説いたドラッカーの問題意識は、じつに約70年を経た今日、ニート、フリーター、契約社員、委託先社員、アルバイトなど、非正規社員の問題を抱えるわれわれの問題意識とまったく同じである。