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【次代への名言】温故知新編(33)

「人に不正を加えるか、加えられるか−のどちらか一つを選ばねばならないとしたら、ぼくは不正を加えるよりも、加えられる方を選ぶ」(ソクラテス

 紀元前5世紀を生きたソクラテスは、著作を残していない。彼のことばとされるのは、その多くがプラトンがつづった対話形式の著作によるものだ。一方、やはりソクラテスの弟子で優秀な軍人であり、歴史家でもあったクセノフォンもまた、「師のことば」を伝えている。

クセノフォンの『ソクラテスの思い出』によれば、ソクラテスは「自分は一生涯、つねに正義と不正とは何かを熟考し、正義を行い、不正を避けることに没頭してきた」と語っていた。