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ドイツ銀:日本で2度目の人員削減、グローバル・マーケッツで30人規模

 人員削減が行われたのはドイツ銀傘下のドイツ証券。同証では17日、エクイティ(株式)とフィクスト・インカム(債券)などのセールスやリサーチ業務を担当する人員に退職するよう通知した。

  ドイツ銀は、欧州危機の悪影響が拡大するとみて、世界的に経費削減を進めている。2011年10月4日には、主に本国のドイツ以外で投資銀行業務に従事する約500人を削減する計画を明らかにしていた。


  フランクフルトを本拠にするドイツ銀は、12月初旬に日本国内で投資銀行業務に携わる約20人を削減。少なくとも3人のマネジング・ディレクターを含むグローバル・バンキング部門のバンカーやスタッフが退職。コーポレート・ファイナンスカバレッジを統括していた安田光一郎氏も辞任した。

  日本では国内外の投資銀行や証券会社が現在、経営効率化に取り組んでいる。UBSやクレディ・スイスが東京で従業員数を減らしているほか、野村ホールディングスも11月、人員削減に着手。グローバル・マーケッツ部門でセールストレーディングなど株式業務に関わる従業員少なくとも15人に退職を通告した。

  ドイツ証は日本で約900人の従業員を抱える。11年3月期決算は503億円の赤字(その前年は23億円の黒字)だった。