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NY連銀、AIGから取得のMBS70億ドルをクレディ・スイス証券に売却

売却は入札によって行われ

MBSは、サブプライム(信用度の低い借り手向け)住宅ローンが担保となっており、金融危機時にAIGなどの救済に向けて設立された受け皿会社の「メイデン・レーン2」に保有されている。メイデン・レーン2が保有するMBSの額面価値は総額で195億ドル。

入札に参加する金融機関と金融機関からMBS買い取りを希望する投資家は、守秘義務契約書に署名しているため、売却されたMBSの詳細は明らかになっていない。トレーダーによると、クレディ・スイスの落札額は約30億―35億ドルとみられ、同社は、購入分の一部を機関投資家に売却したもよう。

米経済指標から2012年にかけて国内経済が勢いを増したことが示唆されるなか、クレディ・スイスMBS購入は、昨年大きく下落し現在回復しているMBSの投資妙味が強まっていることを示している可能性がある。

カボット・マネー・マネジメントの債券ポートフォリオ・マネジャー、ウィリアム・ラスキン氏は「連邦準備理事会(FRB)は流れが変わリ始めたと見てとり、市場に売却する必要があると判断した。FRBモーゲージセクターの機関ではないが、理にかなったことだ」と話した。